~オリックス、対ロッテ4連勝! の巻~
勝ったものの…
屈辱の3連敗のあと、
富山、千葉でロッテを叩いて連勝。
しかし、
勝ったものの…という内容でした。
初回無死満塁、
三回無死一塁、
四回二死一二塁、
六回一死一三塁、
八回二死二塁。
これらのチャンスで点が取れないから、好投の西に白星がつかず。
2勝
その西、
もちろん実績違うといえど、
ロッテ先発の新人とは、球の力・レベルが明らかに違う。
中5日でもあり、
7回99球、被安打5・自責点2で交代となりましたが、エースの仕事をきっちりと果たしました。
分業制もあり、以前のように勝ち星への執着も軽減しているとはいえ、
白星が増えて悪いはずがなく。
西がいまだ2勝では、あまりにも申し訳ない。
打線の援護が待たれます。
ロメロとT
ことごとくチャンスで打てない姿は、
前カードの楽天戦を彷彿とさせました。
ロメロはボールを待てず体がぶれ、
Tは腰が砕けて手打ち。
この主軸二人の不調が今日のゲームを長引かせた原因です。
それでも勝ったのは幸運の一言。
宮崎祐樹と西野真弘
主軸二人の不振が目立ったのは、
それだけ二人の前にランナーが出ていたからとも言えます。
怪我がひどくなる前にファームに落とした宗の代わりに上がってきた宮崎を、一番センターで即起用。
試合開始直後の初球を積極的に打ちにいく宮崎の姿は、まさしく昨年4月のそれ。
宮崎祐樹、
3打数2安打と、さっそく結果を残しました。
前の試合に続いて二番に入ったのは西野真弘。
ヒットは出なかったものの、西野らしい当たりが出ていましたが、
今日は結果が伴いました。
3打数3安打。
今季初安打からの固め打ち。
エンドランと盗塁
初回の攻撃。
宮崎が初球を打ってセンター前で無死一塁。
どうせバントと思いきや、
福良のサインは2-1からの4球目にエンドラン。
西野、しっかり叩きつけ、
結果的には内野安打で自らも出塁(初回にもかかわらずヘッドスライディングを試みた西野の姿に、覚悟を感じました)。
バント一択ではなく、エンドラン・盗塁といろいろな攻撃パターンをみせることは、
相手ベンチ、相手バッテリーを惑わすための第一歩。
九回には3つの盗塁を重ねて勝ち越しに成功。
無死一塁、打者・吉田正尚での盗塁は冷やりとしましたが、リクエストを潜り抜けセーフ。
ここでのスチール、
私的には諸手を挙げて賛成という作戦ではないですが、
結果的に福良の勇気が勝利を呼び込みました。
守りを優先
ただ、
福良の起用でいま一つ納得ができなかったのが、四回裏から宮崎を下げたこと。
守備に難(というかチョンボ)ある宮崎を代えるのは理解できますが、
四回裏、3-1の場面で代えるのはあまりにも早い。
普通にいけば六回ないし七回には、宮崎にもう一度打席が回ってきます。
その後に武田に代えるつもりでしょうから、
結局は、下でも好調で今日も2本のヒットを放った宮崎の一打席を捨て、守りを優先したということでしょう。
その意図は分かるものの、
選手(またはファン)に対する影響をもう少し考えてほしい。
後ろ向きな姿勢
四回から2点リードを守りにいく野球(武田もそう打てない選手ではないですが)。
その後ろ向きな姿勢、もしくは弱気はチームに伝播し、選手から積極性を奪うことにも繋がります。
このことが追加点が取れなかった一因でもあったでしょう。
さらには代わりに入った武田の内容のないバッティング。
昨年好打率を残しながらもシーズン後半起用が減ったのは、福良の好き嫌いではなく、武田の選球眼のなさが大きく。
今日もその欠点を露呈し、
チャンスでボール球を振っての2三振。
今日のバッティングはいけません。
小田裕也
九回、一死二三塁。
ラストチャンス。
打席に入るは途中出場の小田裕也。
これまで何度も書いていますが、
藤井の指導が合ったのか、今年の小田のバッティングは期待大。
ロッテのクローザー・内のスライダーを見事に捉え、センター前へ2点タイムリー。
溜まりにたまった鬱懐を晴らす一打で、
勝負を決めました。
貴重な代走要員として試合終盤の切り札となるため、
どうしても打席に立つ機会に恵まれませんが、
今年の小田の打席にはひそかに、高い期待を抱いています。
対ロッテ4連勝
いい試合とは決して呼べない試合でしたが、
勝ちは勝ち。
3点差を追いつかれての勝利ですから、意味があります。
これで対ロッテ4連勝。
ロッテには申し訳ないですが、
投手陣打撃陣ともに、明らかにオリックスの方が上と感じています。
明日休んで土曜から首位の西武戦。
失速気味の獅子をドラ1二人で退治といきましょう。
大事なところで一本。
これが欲しい。
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