~オリックス・太田椋、2試合連続本塁打も の巻~
太田椋、二試合連発
一点を追う三回の先頭打者は、昨日より一つ打順が上がった、太田椋。
二球目高めに入ってきた甘い変化球を逃さず、レフトスタンドに2試合連続の本塁打。
オリックス期待の星・太田椋は、オリックス待望の右打ちの長打も打てる内野手。
太田が順調に育てば松永浩美以来の強打の三塁手が誕生(三塁ならば)。
1イニング4四球
太田の一発で追いついた直後、立ち直りかけていたオリックス先発・榊原翼が大崩れ。
四球で出した3人のランナーをこのイニング4つ目の四球で還す一人相撲。
K、村西、榊原と、試合を壊すレベルの制球難が続出する今季。
村西はともかく、Kと榊原は昨年のいい状態に戻ってこず。
「四球から生まれるものはない」
数日前、こちらも10四死球の投手陣に泣いたソフトバンク工藤監督の言葉。
「四球から生まれるものはないのでね。流れ的なものもあるけど、向かっていってほしい」。
榊原は向かっていく気持ちはあるものの、技術が伴っていない。
ソフトバンク打線も高めのストレートを捨てて低めをしっかりと見極めていました。
荒れ球が榊原の持ち味。
16四球で完投した野茂英雄くらいに割り切れればとは思いますが、野茂くらいの信頼がない。
荒西、いきなりの二者連続四球
その榊原をこの回で諦め、2点ビハインドの五回から荒西祐大を投入。
コントロールが(一応)信条の荒西で試合の流れを変えようと試みるも、その荒西がいきなり二者連続四球では話にならない。
ここで、ゲームオーバー。
昨日のソフトバンク・板東のようなロングリリーフをベンチは荒西に望んでいたはず。
しかし、1イニングで交代。
いいことなし。
二番・安達にいきなりの犠打
打線の方も、太田の一発以外特記することはなし。
ようやく打撃好調の安達を強力クリーンアップの前の二番に据えた西村。
しかし、一点を追う初回の攻撃で早速の犠打。
打率.290はオリックスでは驚異的な数字。
その選手に初回から犠打を命じる愚策。
安達を二番に置いた意味は一体なんなのか?
シーズン前に公言までした二番中川構想の主旨を、指揮官はとうに忘却されているご様子。
戦意喪失
その後も、着々と、効果的に点を取っていくソフトバンク打線。
力の差をみせつけるに十分で、テレビ画面の向こうのオリックスファンすらも戦意喪失。
3勝全て大勝で、最後はクローザーの森が調整登板。
もちろんそれも打てない。