~オリックス・太田椋、衝突退場! の巻~
守備妨害
三回裏、二死一二塁。
三遊間に飛んだ伏見の打球を捕ろうとした三塁手・ビヤヌエバに、二走・太田椋が激突。
両者もんどりうって倒れ、太田は立ち上がることすらできずに担架で運ばれ途中退場。
ビヤヌエバは自力で歩いてベンチに戻ったもののこちらも途中退場。
審判の判定は当然に太田の守備妨害でアウト。
走者は打球を処理しようとする野手を避ける義務があり、(結果的にとはいえ)それを怠った太田の責任。
中嶋出てこず
ヘルメットをかぶった走者とぶつかったビヤヌエバも心配ですが、太田の方が衝突後の状況が表すように事態は深刻。
せっかくレギュラーの座を掴みかけた状態での離脱云々よりも、まずは体。
早期に復帰できることを願うばかり。
この場面で気になったのは、日本ハム野手陣が倒れた太田を心配しているにもかかわらず、オリックスベンチからは指揮官中嶋をはじめとしてすぐさま誰も出てこなかったこと。
駆け付けたのは最も近くにいた三塁コーチャーの風岡だけ。
風岡が担架を依頼しても、中嶋は出てこず。
駆け寄ったところでなにができるわけではないとはいえ、中嶋がベンチを出てきたのは事故から約3分後、しかものそのそと歩きながら。
コーチャーが担架を必要とするくらいの状況なのであれば、心情として即座に駆け寄るものでは。
7勝2敗1分け
試合の方は、決して本調子ではなかった先発・山岡を打線が援護し、圧勝。
楽天戦以降、○○●○○●○○△○で、ここ10戦7勝2敗1分け。
負けた2試合も内容的には勝てていたもので、これが最下位のチームかという試合を続けています。
先制は、福田のタイムリーに安達の犠飛。
前日の宜保の内容がいまひとつだっただけに余計に福田の働きが映え、安達の犠飛もセンターの好守に阻まれたものでほぼヒット。
モヤの満塁弾
続いて、モヤの満塁弾。
苦手とする高めのストレートを五階席までライナーでもっていきました。
ここ8試合で4発目。
ラストチャンスをものにし、残留の可能性大幅アップ。
このモヤの本塁打は、吉田申告敬遠の後。
左腕の和田相手の前日の試合でも五番に入っていたように、いまのモヤの状態は首脳陣も高評価。
好調の打者が吉田の後に控えると、吉田との勝負も増えてき、ひいては得点アップに繋がります。
二番・T
二番のTが1打数1安打3四球。
打率.230も出塁率は.332。
吉田の前に出塁率の高い打者を並べてなんぼ。
Tが二番だと犠打もなくなるわけで、その点は一石二鳥。
満塁のピンチで、三番手・荒西祐大が中田斬り。
アウトロースライダー一本槍の伏見のリードに投げミスせず、投げ切ったのはお見事でした。
よろしければ一押しお願いします。