～オリックス、サヨナラ勝ちで連敗止める！ の巻～
サヨナラヒット
宗が詰まりながらもライト前にもっていき、一死一三塁。
九回裏、サヨナラの大チャンス。
バッターは、二番の大城。
とりあえず宗が走って二三塁にしてゲッツーを防ぎ、
あとは吉田に賭けるのみと思っていたところで出た、大城のサヨナラヒット。
第一第二打席は藤平のストレートに手も足も出ず三振（第二打席は三球三振）。
第三打席は初球を打ってのレフトフライで、
打率は,152まで低下。
送って粘っての旧型二番打者に、ここで回ってくる不運と正直思っていましたが、
大城、よくぞ打ってくれました。
大城に関しては、どうしても厳しい意見となりがちも、
この日のヒーローはまさに彼。
ほんと、よく打ってくれました。
宗佑磨
もう一人のヒーローは、宗佑磨。
いやな点の取られ方をした直後の七回裏に放った、逆転のタイムリーツーベース。
初の猛打賞に、
初のヒーローインタビュー。
結果がでず生来の明るさも影を潜めていた宗。
久しぶりの笑顔に、こちらも安堵しました。
出塁率は,265。
セイバー的には一番打者の条件を備えてはいないものの、
足もあり長打もある宗が一番打者として育ってくれれば、チームにとってこれほどのプラスはなく。
一番でしか見えない景色もあるはずです。
宗にとって、
今日は、忘れられない一日となることでしょう。
好投
先発のディクソン、
近年稀にみる好投でした。
6回95球で降板も、昨日中継ぎ総動員だったことを考えると、もう1イニングは投げさせてもとは思いましたが、
昨年みられた急変が、福良の脳裏にあったのでしょう。
ファームで山本が格の違うピッチングを披露し、腕撫して待っている現状を鑑みると、
今日のディクソンのピッチング次第では、ファーム落ち、もしくは中継ぎ転向もあるかと思っていました。
今日のピッチングをみせられると、
このまま先発です。
伏見の同点打
しかし、
なんとか、
そして、
ようやく、
オリックス、勝ちました。
九回の増井、
昨日2イニング投げた影響はあったにせよ、ちょっと頂けなかった（それでもなんとか粘った方）。
ですが、
それもサヨナラ勝ちで吹っ飛びました。
殊勲の大城に多くの選手が駆け寄るなか、
一人宗を抱きかかえていた伏見。
その伏見の昨日の同点打が、今日の勝利を引き寄せたといっても過言ではないでしょう。
伏見の一打で、暗かったチームに光が差し、
チームの空気が明らかに変わりました。
今日の勝利で、昨日の引き分けが意味のあるものとなりました。
前進
一つ勝つということは、これほど苦しいものなのか…。
改めて、勝負事の厳しさを思い知ることとなったこの3連戦。
長かった連敗をようやく止めたオリックス。
1勝1敗1分けと、数字的には前進も後退もしていないながらも、
実感としては、大きな前進です。
まずは一つずつ借金を返していくこと。
残りはまだ131試合あります。
ふう…、
しかし、
とにかく、よかった。
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