~オリックス、4点差跳ね返してのサヨナラ勝ち! の巻~
4点差をひっくり返して
平野がいつものようにピンチをつくり、
いつものように凌いで迎えた九回裏。
マウンドには阪神のセットアッパー・マテオ。
先頭の伊藤がフォアボールを選び、
武田が初球でバントを決める。
この二人の働きで、勝負あったという感じでした。
押せ押せの流れのなか、
西野四球、安達センター前で一死満塁。
ここで四番のロメロ。
ゲッツーだけが心配でしたが、強い当たりがショートのグラブを弾き、ボールは転々とレフトへ。
4点差をひっくり返しての、サヨナラ勝ち。
最高です。
赤間、近藤、黒木
連勝が7でストップした前夜。
連敗だけは避けたい今日の試合をとれた意味は非常に大きい。
初回一死満塁。
注文通りの内野ゴロも安達の二塁への送球が緩く一塁セーフ。
もったいない点の失い方で始まった今日の試合。
3回には東明の大失投を逃さずとらえられ、4-0。
相手先発、セリーグ防御率2位の能見の調子もよく、敗色濃厚、というかほぼ確定。
そんな重い空気のなか、
自らの役目をしっかりと果たしたのが、赤間、近藤、そして黒木でした。
2イニングを完ぺきに抑え流れを呼んだ赤間、
18球中16球を自慢のストレートで押した近藤、
巨人戦での3連投、初セーブを経て、さらに大きくなった黒木(今日の黒木のストレートとスライダーの切れは半端なかった)。
プロ1・2年目の投手たちが臆せず腕を振り続ける姿は、
ファンの、
そしてチームメイトの心を揺さぶりました。
ボール一個分の幸運
3点を追う六回裏。
左の能見が先発にもかかわらずスタメンの西野がライト前。
復調安達がツーベースで無死二三塁。
続く四番・ロメロがしぶとくセンター前へ。
そしてチャンスに強い小谷野もしぶとくライト前で1点差に迫る。
この二本、どちらもボール一個分の幸運でグラブをすり抜けました。
中島・Tが、前オリックスの桑原(そういえば白仁田とのトレードでした)のカットボールの前に倒れて二死二三塁。
八番・大城にはもちろん代打。
駿太でした。
その駿太に内を攻めたカットボールが当たり(といってもユニフォームをかすった程度)、
若月に代打・モレル。
二球カットボールが外れた後の置きにきたストレートを狙い打ち、同点タイムリー。
あの五月の連敗中ならここでも無得点だったはず。
ボール一個分のタイムリーに、
ユニフォームをかするデッドボール。
なにをやってもうまくいかなかったあの頃とはもう違う。
神様を味方につけての同点劇は、そう感じるに十分でした。
気持ちのいい勝利
4点差をひっくり返してのサヨナラ勝ち。
これほど気持ちのいい勝利があるでしょうか…、
と皆さまに投げかけましたが、
二死から3点奪って逆転勝ちした金曜日も気持ちよかったし、
振り返れば、7連勝全てが気持ちよかった。
昨夜のエースの失態に意気消沈していましたが、
また今夜からリスタート。
勝って勝って勝って、金子にリベンジの機会を与えましょう。
やっぱり金子にはエースとしてまだまだやってもらわないと(昨日の後ろ向きの記事の自戒を込めて)。
明日はディクソン。
期待しています。