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ロメロ

~オリックス・ロメロ、契約延長大筋合意 の巻~




 ロメロ

オリックスがステフェン・ロメロ外野手(28)と契約延長でほぼ合意したことが18日、分かった。来日1年目の今季は4月下旬に膝を痛め離脱したが、51試合に出場し打率・311、16本塁打、38打点と4番として打線をけん引してきた。

球団ではその能力を高く評価。1年契約で、他球団への流出を避けるために早くから残留に向けた交渉を代理人と行ってきた。その結果、今季の年俸85万ドルから大幅なアップとなる、出来高と合わせて300万ドル(約3億3600万円)の2年契約(プラス1年のオプション付き)という大型契約でほぼまとまったという。

球団関係者は「来季に向けてなくてはならない戦力。近く発表できればいいと思います」と話した。(デイリースポーツ)

オリックスにしては珍しく、迅速に動きました。

年俸も3億超と一気に3倍増。
日本に合うか分からぬ選手に出す3億ではなく、しっかりと働きを認め、実力を見極めたうえでの3億。

とにかく、ロメロがいるといないでは大違い
ロメロの抜けた5月、Tの奮起を期待しましたが、
どうも本人にその気がなかったようで…。

この2日間、元気がなかったものの(それゆえ負けました…)、
吉田正尚、ロメロと並ぶ打線は迫力十分

大筋合意とのことで、
後顧の憂いがなくなりました。

一安心、というより、
大満足です。



 緊縮財政

昨年、外国人総崩れという大失態を犯したオリックス編成部。
その原因は、やはり2015年にあったようで…。

2014年のオフ、チームは総額30億円をかけて大補強を行った。DeNAからブランコ、広島からバリントンなどを獲得。2015年は大きな期待を背負っての船出となったが、いずれも不振に終わり5位に沈んだ。

関係者によるとその失敗を受けて球団は補強に対して慎重になり、2016年シーズンに向けての動き出しが遅くなったという。その結果希望していた選手が獲得できず、中途半端な補強に終わってしまったという背景があった。(スポーツ報知)

中島、小谷野、ブランコ、バリントンの獲得。
加えて、金子、平野のFA残留で、40億超えの補強と耳目を集めた2015年シーズン。
しかし、開幕から一度も浮上することなくシーズン終了。

低迷の原因が彼らにあったことは明らかで、
同じチームかと思うほどに、緊縮財政へ。

獲ってきたのが、ボグセビック、モレル、ミッシュ、コーディエ、クラーク
そりゃ勝てるはずもなく。

また40億円補強組は全員複数年契約。
そのしわ寄せで、坂口、馬原、比嘉らに野球協約の減額制限を大きく超えた提示を行い上記二人は去り、
中山、前田ら中堅選手を一斉に解雇。

チーム内部に、不平不満が渦巻いていたのではないでしょうか。



 オリックス編成部

そんな反省もあって、2017年に向けた動き出しは早かった。昨年の夏頃から福良監督らには助っ人候補の映像を見てもらい、意見や要望をもらったという。ロメロはソフトバンク・ジェンセンとの比較で、指揮官が自ら選んだ

横田国際渉外部長は「その時一番いいと思った選手をとりにいっただけ。それがたまたま日本の野球にハマった」と話すが、他球団との競合の中で早めの行動が好結果につながったのは確かだ。オフにはOBで元エンゼルスの長谷川滋利氏がシニアアドバイザーに就任。外国人の獲得体制はより強固になり、4月にロメロがけがで離脱した際にも、すぐに新外国人の獲得に乗り出せた。

2016年夏頃に、福良に映像を提出できるまでに資料を集めていたとは、つゆほども思いもしませんでした。

長谷川のシニアアドバイザー、バルデスの駐米スカウト就任が、好転の理由かと思いましたが、
それらより早く、編成部が動いていたとは…。

このチームのフロントを称賛することなんて、ほぼないのですが、
正直、これには感心しました。



再生

2015年シーズンの目玉、中島、小谷野、ブランコ、バリントン、金子、平野のうち、
ブランコとバリントンは昨年で契約終了。
5年契約の金子を除く、平野、中島、小谷野の3人は今年が契約最終年と噂されています。

総じて年俸ダウンでしょうが、
外様の二人には、年齢も考慮し、はたして再契約のオファー自体があるのか。
特に野手最高年俸の中島の去就が注目されます。

衰えの目立ってきた、金子と平野。
それに代わるように現れた、山岡と黒木。
チームは大きな変革期を迎えています。

2014年オフに獲得した選手との再契約が注目される今オフ。
チームを生まれ変わらすには最高のタイミングなのかもしれません。




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