祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

ロメロ

~オリックス、西武に飲み込まれる の巻~




 3タテ

勢いに乗った西武に飲み込まれ
開幕3カード目にして早々と3タテを食らい、チームは4連敗で借金5

開幕10日ですでに暗澹たる気持ち。
どんよりと黒い雲が光りを遮っています。

先発の山岡、4回まではパーフェクトピッチ
五回無死一三塁のピンチでは、中村を注文通りのゲッツーに仕留め最少失点にとどめ、
六回二死一二塁では、好調浅村を空振り三振に切って取る。
ここはさすがでした。

しかし、七回。
球数が100球に近づいたところで変化球の抑えが効かなくなり、無死満塁からタイムリーを浴び逆転を許しました。



 既視感

レフト・吉田正尚のまずい守備はあったとはいえ、
続く中村への四球の方が痛かった。

野手のミスをカバーするのがエースになるべき男の務め
一点差という緊迫した展開で疲労もあったでしょうが、四球だけはなんとか防ぎたかった。

後ろのピッチャーに信頼がおけないため、
計算できる先発陣を少しでも長くという算段となり、
その選択がより傷口を広げる結果となる。

しかも、
点が取れないから、試合を有利に運べない。

同じような試合運びで、同じように負ける
同じように負けて、同じように落胆する。

夢に出そうなほどの既視感に、もう言葉はありません。



 迷わずバント

初回、相手先発ウルフはストライクが入らず、宗にストレートの四球。
ここで福良の策は、初球からバント

ランナーは宗で、二番打者
相手先発はベテランとはいえ、初回先頭打者へのストレートの四球に動揺がないはずがなく、
なんでも仕掛けられる場面

ですが、福良のサインはもちろんバント。
しかも初球から。

バントでワンアウト与えることが相手投手をどれだけ楽にするか、お分かりではないようで。

結果的には、吉田正尚のタイムリーで先制でき、犠打は奏功しましたが、
いろいろと仕掛けても面白い場面ではありました。



 采配的中

ここまでの9試合、
動けば動くほど戦況を悪化させてきた福良の策が的中したのが、五回の攻撃。

二死一三塁、バッターは九番の若月
二球目にダブルスチールを仕掛け、まんまと2点目奪取に成功

9試合目で初めて福良の采配が成功したのではないでしょうか。

ツーアウト。
一塁ランナーは足の速い大城。
バッターは九番打者。
しかもオリックス先発の山岡は好調。

ここでの重盗は十分予測される場面。
しかも、西武のキャッチャーは経験豊富な炭谷。
しかし、見事に大成功。

この成功の要因、
すなわち炭谷の警戒が薄れたのは、
サードランナーが外国人のロメロだったからでしょう。



 ロメロ

昨日も最終打席までヒットが出ず、
3日前には手首にデッドボールも受けたロメロ。

自暴自棄になってもおかしくないなかで、
昨日の九回、内野に高々とフライを打ち上げる。

不貞腐れ、てくてくと一塁に走るのがいままでの助っ人の姿。
それは草野球でもよく見られる風景。

しかし、ロメロは違いました
全力で一塁を回り、二塁についたとき、西武の内野手全員がお見合い

記録はヒット。
神様は、真面目な人間に微笑みます。



 ロメロだからこそ

だからこそ、
オリックス初のシーズン途中での3年契約締結

真摯に野球に取り組むロメロの姿勢は金銭にも結び付きました。

そういうロメロだからこそ、
福良もダブルスチールのサインを出せたのでしょう。

「虚を衝く」のが采配の肝。
これはまさしく、敵の虚を衝いたもの(打席に四番打者が入っているときに重盗を仕掛けるのは虚を衝くというよりむしろ自爆です)。

今日の山岡の出来だと、あと一点で勝てる、
そう踏んでの福良の采配、
結果的にはその目論見は外れたとはいえ、お見事でした。

そして、ロメロ。
昨日の記事で心配していないと書きましたが、復活を予感させる猛打賞

神様は、真面目な人間に微笑みます。



 情けなき

まだ書きたいことが次から次へと溢れてきますが、
今回はここで止めます。
続きはまた明日。

最後に一つ。
守備固めに入った選手が一塁にちゃんと投げられないチームに、輝かしい未来はなく

これが、
心から愛する我がオリックスの、情けなき現状です。



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