~オリックス、8年連続で開幕カード負け越し の巻~
2敗1分け
接戦を落とした開幕戦、
勝てる試合を分けた2戦目、
両チームともに精神的な疲労があったはずですが、やはり勝ち星のないチームの方が色濃く出て、開幕3戦目は元気なく敗れ。
四番は不調の真っただ中、元気だった一・二・三番が抑えられては勝ち目なし。
札幌での開幕カードを白星なしの2敗1分けで終え、大阪に戻ります。
榊原の青さ
先発は20歳の榊原翼。
ボール先行、自滅寸前のピッチングで、4回2/3/被安打5・四死球5・3失点。
近藤の打球を西浦がキャッチできていれば流れが変わった、とも思えない内容。
以前の記事で、榊原に関しては不安8割・期待2割と書きましたが、その通りの投球内容でした。
榊原の青さが露呈したこの一戦。
しかし、ある程度は想定内だったはず。
そこを打線にカバーして欲しかったのですが、4回2/3で110球も放っては、打線のリズムも悪くなり。
代打・T-岡田
ほとんどチャンスらしいチャンスがないまま迎えた七回表。
頓宮・小田の連打で一死一二塁、本塁打が出れば逆転のチャンス。
ここで打順はマレーロの場面で、代打・T-岡田。
確実性でTとマレーロを天秤にかけてのT選択だったと思いますが、ならば最初からTでよかったのでは。
そのT、初球の高めストレートを捉えきれず、
チェンジアップ2つにバットが空を切り、三振。
ヒットを打てないことを責めはしませんが、反撃の流れを断ち切った感満載の空振り三振は、内容があまりにも乏しく。
安達、スタメン落ち
Tの同級生、安達が開幕3戦目で早々とスタメン落ち。
開幕2戦の攻守両面の動きをみれば、その判断は当然の帰結。
生え抜きの彼ら二人をチームの中心に据えるチーム編成の時期は終わりましたが、
ベテランと呼ぶには早く、まだまだ働いてもらわなくてはならない選手たち。
中島・小谷野が去り、精神的支柱としての役割も担ってもらわなくてはなりません。
低迷期を長く経験してきたからこそ見える部分もあるはず。
吉田正尚がようやく初ヒット。
片目が開いたことで気楽になり、本来の打撃を取り戻してくれれば。
やはり2戦目
この開幕カードはやはり2戦目でした。
栗山が金子の開幕2戦目の登板を公言したとき、まず最初に思ったのは、「これは儲けた」。
昨年の金子であれば打ち崩すのは容易であり、7年連続で開幕カードに負け越しているなか、ここで確実に1勝を頂ける。
そしてその開幕2戦目、
既視感あるフラフラのピッチングで、昨年と変わりない金子に一安心しながら、結局はもう一押しができず。
この試合を取れなかったのが痛かった。
もう一押し、もう一本。
そう簡単に出ないのは重々分かっていますが、それにしても出ない。
結局は打線。
今年もまたそこで苦しむのでしょうか。
いい試合ができていただけに、
札幌で一つは勝ちたかった。