~オリックス・榊原翼、またも制球難で試合を壊す の巻~
欲しかったのは
5点を追う九回裏、3連打に一番・福田の押し出しで1点返して二番・吉田正尚。
一発出れば同点。
初球を引っ張った痛烈な打球が一二塁間を破り3点差。
無死満塁とチャンスはなおも続くも、ただ、欲しかったのは吉田の同点満塁弾。
正直、反撃もここまでかなと思ったのが本音。
負の予感
案の定、続く三番・伏見が投ゴロ併殺。
一発出れば同点の場面はなお続くも、ジョーンズがセカンドゴロでゲームセット。
伏見もジョーンズもそこまで4打数2安打。
決して内容も悪くはなかったものの、上述の負の予感はオリックスファンならではの直感。
打つ打たないはともかく興行的には、3-0までいったジョーンズが四球で出て、Tのサヨナラ満塁本塁打の「可能性」を楽しみたかったところ。
25回1/3で与四球21
試合的には齋藤がマーティンに浴びたツーランで終わり。
が、最も試合を壊したのは先発の榊原翼。
昨日の記事で榊原の代えどきがキーポイントと書きましたが、悩むまでもなく。
初回先頭打者への四球で始まり、二回も1つ、三回は四球が失点に結びついて。
数日前に鈴木優で書いた気がしますが、トータル25回1/3で与四球21。
K/BBは0.71でもはや一軍レベルにあらず。
鈴木同様榊原も再調整。
山本も含めた若手投手陣軒並みの制球難。
投げ込み不足が原因のような気がしています。
4併殺と本塁打
17安打で3得点。
最終回除けば、13安打で1得点。
効率の悪い攻めを象徴するのは4併殺(六回のジョーンズの場面で石川が二塁に投げていれば5併殺でした)。
ただこればっかりは仕方ない。
犠打に比べてリスクが高いのは当然で、それゆえ得点期待値もアップしているわけで。
6得点のロッテとの差は本塁打。
点に直結するのはやはり長打。
メジャーの打者指標で最も重要視されるのがOPSというのも分かります。
OPS・本塁打・打点最下位
そのOPS、昨日までのデータでは微差ながらやはりリーグ最下位。
チーム本塁打も最下位。
さらにチーム打点も最下位で、リーグトップは犠打のみ(それも2位に大差をつけて)。
チーム打率は実はリーグ3位。
犠打がどれだけ得点に結びついていないかがよく分かるデータです。
よろしければ一押しお願いします。