～オリックス、0‐10で2021年対外試合初黒星 の巻～
0‐10
キャンプ最終日はソフトバンクとの練習試合。
前日と違ってスタメンにレギュラー格の選手の名は福田以外になく、一軍キャンプを全力で駆け抜けた太田に紅林もお休み。
しかもその福田も中堅での出場。
結果、0‐10と大敗し対外試合今季初黒星。
ある程度予想されていた結果とはいえ、ソフトバンクも主力は少なく、1.5軍レベルの選手にも差があります。
榊原翼
ただ、この大敗は先発・榊原翼の乱調によるもの。
アピールしていかなければならない立場の選手が、2回／被安打9・失点7では話にならない。
紅白戦で2回無失点に抑えた試合でも厳しいことを書きましたが（～オリックス・杉本裕太郎、詰まって一発 の巻～）、やはりかという印象。
これで榊原は二軍降格が決定。
制球難→腕を振れずに置きにいく→棒球という負のスパイラルに陥っています。
中川颯
一方、ルーキーの中川颯が2回無失点と好投。
強い風の下での試合。
影響を受けやすいアンダースローながら、持ち味の安定感ある投球を披露できたのは収穫。
最速132キロもアンダーに球速はあまり関係なく、榊原と違って一球一球意図をもって丁寧に投げていました。
牽制刺については、「自分はスタートを切りやすいフォームだと思いますので、牽制などはしっかり練習しています」と語っているように、自身の欠点を理解した上でそれへの対応、準備が生んだもの。
価値があります。
前か後ろかはともかく、一軍枠に入ってきてもらいたいピッチャーです。
中川颯＋阿部翔太（＋能見）
ベテランの比嘉が下半身コンディション不良、昨季肘痛発症の澤田圭佑も同個所を痛めリタイア。
もともとリーグワーストのブルペン陣、中継ぎとして計算していた二人の離脱は正直かなり痛い。
新人に過度な期待は危険も、若手投手の台頭乏しく、このルーキーの中川颯と阿部翔太（＋能見）しか期待できる新戦力はいないのが実情。
コロナ禍で新外国人は難しくトレードで補強したいところですが、相手あってのこと。
2年連続最下位のチームに、相手が欲しがる選手が果たしているのか。
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