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佐野皓大

~オリックス・佐野皓大、野手転向 の巻~




 転向

スポーツ報知の記事より。

オリックスの3年目右腕・佐野皓大投手(21)が、来季から内野手に転向することが10日、分かった。

150キロを超える直球を持ち味に、大分高から2014年ドラフト3位で入団したが、3年間で1軍登板はなし。

それでもチームでもトップクラスの高い身体能力と、高校時代4番に座り11本塁打を放った打撃センス生かすために、まずは遊撃として再スタートを切ることになった。

2014年のドラフト3位、佐野皓大が野手転向とのこと。

昨年、背番号「12」を剥奪され、
今年の宮崎フェニックスリーグのメンバーからも漏れ、心配していたところにこのニュース。
ちょっとびっくりしました。

今季のファーム成績は、5回を投げ被安打6与四球4、防御率7.20
いくら3年目の高校出の選手とはいえ、これでは期待薄。
ストレートに勢いはあるものの、投手としてすべてに未熟。

ゆえにの転向でしょうが、
佐野をドラフト3位で獲得したのはちょっと問題ありです。



 ビッグ4

佐野獲得時の編成部長・加藤康幸は、佐野に関してこう語っていました。

「あとは、本来は高校生のピッチャーを2位か3位のどちらかに入れなければいけないという話もしていました。当日は集中力が必要になるし、シミュレーションを何回もやって臨んで、それで佐野を3位で獲れた。

僕らは松本(裕樹)、小野(郁)、高橋(光成)、佐野をビッグ4としてカテゴライズしていたので、3位で第1希望みたいなのがきちゃったわけですよ。3位まででもう85点、90点でしたね」

プロ3年目のそのビッグ4の足跡。

松本はソフトバンクにドラ1で入団し、通算2勝4敗。
楽天に入団した小野郁は、一軍未勝利も毎年上で投げ、
高橋光成はルーキーイヤーに月刊MVPを獲得するなどの活躍をみせました。
そんななか、
オリックスが獲得した佐野は一軍の舞台すら一度も踏めず

いくらこの年のドラフトが人材不足だったとはいえ、
担当スカウトの山口和男をはじめとした編成部門の誤算は大きかった(その分、山口は山本獲得で取り返しましたが)。

ただ、
確かに、
10球に1球程度、指にかかったときのストレートとスライダーの切れは、目を見張るものがありました
そのボールを上で一度はみてみたかった。



 覚悟

すでに野手としての練習を始めている佐野は「やりがいがありますね。ピッチャーとしてはうまくいっていなかったので、吹っ切れて野手でチャンスを生かせるようにしたいです」と決意を新たにした。内野を守るのは高校時代に1試合だけ一塁を守って以来だというが、弓岡育成統括コーチのマンツーマン指導のもと、猛練習に励んでいる。

昨オフには大相撲・嘉風の尾車部屋に体験入門も経験した21歳は「走ることには自信がある。糸井(阪神)さんみたいになりたい」と大きな目標を掲げている。

落ち込んでいるかと思いきや、そうでもない様子。
佐野の勝気な性格がいい方に向かっているようです。

正式に外野手に転向したドラ9の根本や、佐野が目標とする糸井のように、
プロ入り前から打者としての評価が高かったわけではないので正直心配ですが、
まだ21歳。
これから。

しかし、出遅れを取り戻すにはそれ相応の覚悟と練習が必要。
糸井は毎日夜九時まで練習していたと語っています。
驚異的な身体能力を誇る糸井でさえ、これ。
ならば佐野は言わずもがな…。

とりあえず育成落ちしての再チャレンジとなりそうですが、
若手野手は枯渇。
努力次第でチャンスは大いにあります。



 吉田雄人

上述通り、根本も正式に外野手に転向
打席数は少ないものの、打率,262と期待を抱かせる数字を残しています。

私的にはもう一人転向させたい選手が。

吉田雄人です。

打撃は、駿太、武田、杉本、後輩の根本の後塵を拝し、
守備・走塁も、駿太、武田に遠く及ばず。
非力な打撃はプロ入り4年経っても改善されず、正直、プロの外野手としては難しい
ならば、2年前の経験を活かし内野手に正式に転向するのはどうか。

最終戦でのエラーもあり絶望的に落ち込んでいることでしょう。
コンバートとしてはいいタイミングだとは思いますが…。

野球センス自体は高い吉田。
何か変えるきっかけを与えなければ埋没していきます。
いいキャラもあるだけに、
もったいない選手の一人です。




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