~オリックス、佐野如一支配下登録 の巻~
佐野如一
オリックスは23日、育成ドラフト5位の新人、佐野如一(ゆきかず)外野手(22)を支配下選手登録すると発表した。背番号は「015」から「60」に変更される。
佐野如は霞ケ浦高校(茨城)―仙台大をへてオリックス入り。右投げ左打ちの外野手で、先のオープン戦では1軍に抜てきされ、5試合に出場し、11打数4安打の打率3割6分4厘。19日の阪神戦(京セラドーム大阪)では8番・左翼でフル出場して藤浪から二塁打、小林から単打、加治屋から三塁打を放ち、4打数3安打だった。(中日スポーツ)
~オリックス、静岡での楽天3連戦を終えて の巻~で、「佐野のスイングの大きさには魅力を感じます」と書いたものの、まだ支配下は早いが結論。
しかし最後の阪神戦で結果を残して、念願の支配下登録。
2ヶ月弱
昨年のドラフト。
育成指名拒否の姿勢を打ち出していた仙台大の二人の選手。
育成3位の宇田川と同5位の佐野如一。
注目を集めていたのは上位指名も噂されていた宇田川の方。
そして両選手が翻意し入団を決めた裏には、同大の一年先輩佐藤優悟の勧めがあり。
その佐藤も宇田川も一気に追い抜いて、実質2ヶ月弱での支配下入り。
2年連続最下位の弱小チーム。
チャンスは他球団より普通に多いわけで。
プロ入りの決断は間違いではなかった。
開幕一軍スタート
ただ、まだようやくスタートラインに立ったところ。
育成と支配下の違いは一軍の試合に出れるか否か。
一軍で使いたいから支配下にする必要があったということで、つまり、開幕一軍スタートがほぼ決定ということ。
確かにスタートラインに立ったところ。
しかし、そのスタートラインには大量のカクテル光線が差しこんでいます。
大きなスイングとひたむきさ
佐野如の魅力は大きなスイングも、まだまだ穴も多く確実性には乏しい。
が、指揮官中嶋の選手評価の礎は、強く大きいスイングができるか、そして野球に対してひたむきかどうか。
そしてこの姿勢は実に素晴らしい。
打撃偏重に元気、これこそが沈むチームを変える第一歩。
外野手・佐野如一
走攻守に高い素質を感じさせた西浦颯大が離脱。
元と来田をドラフトで獲得したものの、スイング等みても一軍の戦力となるはまだまだ先。
中嶋体制移行後一軍にすら呼ばれなかった後藤を残し最後の期待をかけるもいまのところは案の定の結果。
オープン戦安打数2位と、佐野皓大の打撃開眼は嬉しい誤算も、シーズン入って続くかどうか心配の方が大きく。
即一軍で通用とはいかないでしょうが、フルスイングを諦めずに。