祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

瀬戸山隆三

~オリックス、「近鉄と合併から16年、オリックスが12球団で最もVから遠いワケ」② の巻~




不協和音

昨日の記事に続き、本日も毎日新聞からの引用。

合併の「副作用」

一方で、瀬戸山は合併球団ならではの「不協和音」を感じていた。旧オリックス出身の球団幹部から「合併してからチームがおかしくなった。勝てなくなった」という言葉を聞いた時には驚きを隠せなかった。

本拠地・京セラドーム大阪での試合中の光景も印象に残っている。オリックスが好機を作り、相手投手コーチがマウンドに向かった時のこと。近鉄の流れをくむ応援団が「はーよーやーれ」と大合唱。これにオリックス生え抜きの職員が「品のないヤジ」と露骨に顔をしかめたのだ。

オリックスは阪急の流れをくんで神戸市や兵庫県西宮市に根付き、近鉄の本拠地は長年、大阪・南河内の藤井寺球場。瀬戸山は「ファンにも職員にも土地柄の違いがあった。神戸と大阪が一丸になるのは簡単ではなかった」と振り返る。

多かれ少なかれ、会社合併により不協和音を生ずるのはやむなし。

その不協和音を消す第一の方法は合併以前よりも高収益を残すことで、プロ野球の世界で言えば「優勝」という結果を出すこと。



不合格

が、その合併から16年の長きにわたって結果がでない。
確率1/6の優勝はともかく、1/2のAクラスさえわずか二度と、嘲笑に値する弱さ。

成績面も不合格、球団単体で黒字化できれば「オリックス」という企業名を外すとオーナーが語りながらいまなお冠しているところをみると収益面も不合格
大企業オリックスが球団を所有する意味すら分からないほどの体たらく。

16年が経ち、合併自体は失敗に終わったと収斂してもなんらおかしくなく。



「合併してからチームがおかしくなった。勝てなくなった」

球団内の派閥に関してはずっと言われてきたこと。

しかし、「旧オリックス出身の球団幹部から「合併してからチームがおかしくなった。勝てなくなった」」という発言は阪急時代からのファンの私には首肯できず。

阪急遺伝子の消去に躍起になり、早急な世代交代でチームの根幹を崩壊させたのは、その旧オリックスのフロント。
2002~2004年の石毛宏典・(レオン)・伊原春樹の3年間が、いまに至るチーム崩壊・弱小オリックス誕生の大きな要因。

合併する前からすでにチームはおかしかった。
旧オリックス出身の球団幹部のせいで。



大失敗

オリックスも好きで近鉄も好きなどということは、パの覇権を争うライバルである以上一般的にはあり得ぬこと。

土地柄の問題も当然にありますが、どちらが良くてどちらが悪いなどと結論付けられる論理はなし。

結局は合併自体に無理があり、ひいては宮内らが推し進めた1リーグ制移行自体に欠陥があったということ。
その欠陥についてはストライキを是としたファンは分かっていたことですが、自らの身銭を削り続けるパの球団オーナーには分からなかった。
ただこの不明を、球団運営の借金という理由がある以上100%批判することはできません。

しかし、合併自体は間違いなく大失敗でした。



時間

合併により生じた不協和音を消す第一の方法は合併以前よりも結果を残すことと書きましたが、第二の方法は単純に時間

阪急ブレーブスを知り、オリックスブレーブス・ブルーウェーブ、また近鉄パールス・バッファロー・バッファローズ時代から応援しているファンがいる一方、合併球団オリックスバファローズしか知らないファンも増えてきました。
そんなファンにとっての歴史はオリックスバファローズから。

ファン歴の古さは知識の豊かさに繋がるのみで、熱量とは比例せず。
カープ女子などのいわゆるにわか論争も、私も阪急を好きになった当初はもっと古いファンから見ればにわかだったわけで非難するに能わず。

16年の月日はチームが融合するには十分な時間。
だからこそ第一方法として挙げた、優勝という果実が欲しい。





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-瀬戸山隆三
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