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瀬戸山隆三

~オリックス、瀬戸山・加藤降格 の巻~

瀬戸山隆三

最下位オリックスが24日、フロント大改革に踏み切った。
フロントトップの瀬戸山隆三球団本部長(63)と加藤康幸編成部長(50)が退任し、それぞれ執行役員、球団本部付に“降格”
代わって過去に編成部長を務めた長村裕之事業本部リテール営業部担当部長(57)が球団本部長兼編成部長に就任することになった。(東スポWeb)

仕方ないでしょう。

2012年11月、オリックスの執行役員球団本部長補佐に就任した瀬戸山。
2013年より、補佐が取れ、執行役員球団本部長となり、チームを2位に導くも、
2014年オフのオリックス球団の歴史に残る大型補強が大失敗に終わり
2015年の新外国人は枕を並べて全員討ち死に

仕方ないです。

オリックスは智弁学園より弱い」の迷言で、チームを鼓舞するも、
選手との間に信頼感はもはやなく、
生え抜きの坂口や後藤光尊、近藤一樹を次々に放出し、チームはまとまりを欠く結果となりました。

FA・新外国人選手の獲得による即戦力の補強は大コケにコケ、失敗続きではありましたが、
瀬戸山が残した唯一の功績があります。
ドラフトでいい選手を獲得していること。

球団本部長となった2013年のドラフトでは、
吉田一将・東明大貴・若月健矢・園部聡・奥浪鏡らを獲得。
2014年は、正二塁手となった西野のほか、宗・佐野・斎藤・鈴木ら高校生を積極的に指名
昨年は、大砲・吉田正尚を敢然と1位指名

高評価が続く最近のオリックスのドラフト。
その陰に、瀬戸山がいたことは間違いありません。

実質的には、
加藤康幸の手柄なのかもしれませんが…。




加藤康幸

楽天のチーム統括本部長として、楽天の日本一に貢献した翌年、オリックスに入団した加藤
ダイエー出身であることから、瀬戸山人脈からの招聘でしょう。

入団したその年にチームは優勝争い。
その手腕は称賛されましたが、
加藤が先頭になって獲得した中島裕之(現:宏之)の大不振によって、結果として、編成部長の座を追われることとなりました。

加藤には夢がありました。
2020年の東京オリンピックにオリックスの選手を輩出すること、です。

加藤氏は5年後のビッグイベントを念頭に置きながら、ドラフトの指名選手も選択したのだという。
「野球がオリンピック競技に復帰することが決まった時にうちの選手が主力としてキーになるポジションにつくことを目標にしようとスカウトには話しました。理想論として、ですが。
たとえば、ピッチャーで佐野が選ばれ、キャッチャーで若月が選ばれるというふうになればいいですよね
WBC、もしくはオリンピックで日本の野球が世界からフォーカスされる時にその所属がオリックスというのはすごくマーケティング的には価値のあることです。だから僕は中長期目標の1つに入れてるんです」(Full-Count)

道半ばでその任から降りましたが、
加藤の夢の種は、徐々に芽を出し始めています
ファンも、加藤の残した選手たちの開花を、期待十分で待ち望んでいます。




長村裕之

瀬戸山が球団本部長の職を解かれ、
加藤は球団本部付へ。
代わって、球団本部長の座についたのは、長村裕之
長村は編成部長も兼務ということで、
オリックスの編成部門を一手に仕切ることとなります。

長村は、瀬戸山の前に球団本部長を務めていたので、復帰という形になりますが、
長村については、また日を改めて、私の思いを述べたいと思います。

両人の降格自体は、
信賞必罰の厳しい世界に身を置く以上、仕方ないし当然のことだと思うのですが、
せっかく中長期的視野に立ったドラフト戦略が結実しかけているいま、
それだけがもったいない

これが、
この報を聞いての、私の率直な感想です。




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