祈優勝! オリックスバファローズ

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杉本裕太郎

~オリックス・杉本、「打率は2割5分以上で本塁打は30本」の巻~




「10億稼げる男」

オリックスの「ラオウ」こと杉本裕太郎外野手(27)が米大リーグのヤンキースのアーロン・ジャッジ化計画を明かした。26日、神戸市内で行われた人生初の「トークショー」に参加。ファンから「外野手として意識している選手は?」と質問が飛び、「背番号が同じ99番のアーロン・ジャッジを目標に頑張っています」と身長2メートル超で体重130キロ近くある怪物の名を挙げた。

ジャッジは17年に52本塁打を放ち、ア・リーグ本塁打王&新人王に輝いた。杉本も動画を見て研究中。「逆方向にもすごく飛ばす。特にインコースの打ち方をすごく参考にしています」。現在は増量を目的に、朝食、昼食でタンパク質を多めに摂取。体重も体脂肪率15%を維持しながら、昨シーズン前の94キロから105キロまでに成長。「120キロくらいでもいいかな」とさらなる巨大化を狙う。

北斗の拳の「ラオウ」好きで、引退した大相撲の元横綱稀勢の里にも刺激を受けた。引退会見でラオウの名ゼリフである「一片の悔いも…」と話した姿を見て、「僕も『あの人すごい人だったんだな』と言われるように頑張ります」と意気込んだ。

今季について「まずは1軍に定着して、打率は2割5分以上で本塁打は30本目指して頑張ります」。昨季2戦連続の満塁弾を放った男が怪物級の活躍を目指す。(日刊スポーツ)

田口曰く「10億稼げる男」杉本裕太郎にとっては、監督交代はまさしく吉。
小技を重視し過ぎた前監督には杉本のような不確実なバッターは必要でなく、さらに言えば育てる気もなく。



抹消

昨シーズンの杉本の成績、
12打数3安打、打率,250/2本塁打/8打点

7月11日・17日と出場2試合連続満塁本塁打を放った杉本。
そこから3試合6打席を与えられて無安打に終わったのを以って登録抹消
状態がよかったのは、藤井が二軍戦をみて即座に一軍昇格を進言したことでも明らか。
そして即座に結果も残した。

鉄は熱いときに打てと言いますが、このときこそ杉本が熱かったとき。
しかし、大した機会も与えることなく二軍落ち。



長距離砲

打撃が粗いこと、技術的にはインサイドアウトのスイングがまだものになっておらず未熟ではありますが、そんなことはとうに織り込み済みで、それを補って余りあるパワーが杉本にはある。

長距離砲がそう簡単に育たないのは、西武の山川や中村を見ても明らか。
このチームでいえば、高橋智も大成までに時間を要しました。

だからこそ勢いに乗っていたときに多く打席に立たせ、飛躍のきっかけを掴む機会だけは与えてほしかった。



2016年のヤンキース

MLB、右の長距離砲といえば、アーロン・ジャッジにジャンカルロ・スタントンが双璧。
ヤンキースのチームメイトも、スタントンはマーリンズからの移籍でジャッジは下部組織からの昇格組。

昨シーズンワイルドカードでプレーオフ進出を果たしたヤンキースも、
ジャッジがメジャー初昇格を果たした2016年は夏にシーズンを諦めチーム再建に入りました。
ブルペンを支えたチャップマンにミラーをトレード。
攻撃陣ではアレックス・ロドリゲスに引導を渡し、カルロス・ベルトランも放出。
ベイビーボンバーズと称された、ヤンキース育ちのジャッジやゲイリー・サンチェスといった若手有望株に出場機会を多く与え、それが翌年の開花に繋がりました。

いまのオリックスは当時のヤンキースによく似ています。



右中間への弾丸アーチ

新人王に輝いたジャッジも2016年の時点ではプロスペクトとしてそこまで高い評価を得ていたわけではありませんでした。
その原因は三振の多さ。
つまり、杉本と同じく打撃の粗さ。

そこを克服したとき(それでもリーグ最多三振でしたが)、52本塁打を放ち新人最多本塁打の記録を樹立しました。

杉本の持っているもの、特にパワーが一流なのは、昨シーズン第2号の右中間への弾丸アーチでも明らか。
「打率は2割5分以上で本塁打は30本」
杉本の能力を考えると(打率はさておき)決して不可能とも思えません。



二軍スタート

春季キャンプは二軍スタートとなった杉本。
今季から二軍打撃コーチに藤井が就任したこともあり、頓宮ともどもむしろ二軍スタートの方がよかった気もします。

新監督がどのような野球をし、どのような選手起用をするのか定かでないものの、
前監督の下では決して重用はされなかったはず。

前述の高橋智も、名将・上田の下では花開かず、
監督代わっての土井の下で大きな飛躍を遂げました。

杉本が七・八番辺りでぶんぶん振り回せば、非常に魅力的な打線になります。



-杉本裕太郎
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