~オリックス・杉本裕太郎、空砲2発 の巻~
敗因は山岡
四球で出たランナーを二塁に置いて、荻野。
狙いすましたかのように低めのスライダーを左中間にもっていき先制点を許し、マーティンは何とか抑えたものの続く中村にカットを引っ張られた打球が三遊間を抜けていき2点目。
四回はヒット、死球で無死一二塁から井上にスリーラン。
四回で5失点、さらには中6日もらって5回100球交代では先発の務めを果たしているとはいえず、一部からダブルエースと呼ばれてる投手のピッチングにあらず。
雨天という悪条件あれど、敗因は間違いなく山岡。
太田椋
四回5点差の敵地、それでも反撃できるのがいまのオリックス。
高めシンカーを捉えた太田の打球はスタンド中段まで飛ぶスリーラン。
病気療養中の西浦と同じく、アウトローへのスライダーまたは落ちる球という明確な課題のある太田。
内に入ってくる球は逃さず、一か月ぶりの第二号。
三割などはもともと望んでおらず、育成込みとはいえ、せめて二割は打ってもらわないと。
スイングが小さくなっていないのは中嶋の指導の賜物も、いまの大きいスイングのままでも二割は十分打てるだけの才はあります。
杉本裕太郎
そして杉本裕太郎。
一時は一点差に迫る貴重な第五号に、最終回に第六号。
2安打(2本塁打)と一人気を吐くも、勝利には結びつかず。
しかし、打率は驚異の.340。
開幕の出遅れを取り戻し、いまやチームに不可欠な存在となり四番を任されるほどに。
打撃変容は昨季から。
それが奏功し下でOPS1.000を超えていながらも上に呼ばれなかった西村時代。
その不遇によく耐えたと思うと同時に西村の観る目のなさを再確認。
西村が2020年もフルで指揮を執っていたならばと考えると、ぞっとします。
四死球が直結
上述の杉本の一発で0-5から4-5に迫りましたが、七回に2点追加されて勝負あり。
ルーキーの阿部は難敵マーティンを抑えた直後に四球、変わった山田は安田を抑えた後に四球。
ここでバッターはレアード。
ならば比嘉をぶつけるは定石。
定石通りの手を打って打たれたのであれば、ある意味諦めもつきます。