祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

鈴木昂平

~オリックス・鈴木昂平、戦力外通告 の巻~




まさか

オリックス・バファローズは22日、黒木優太投手、山崎颯一郎投手、鈴木昂平内野手、岡崎大輔内野手の4選手と来季の契約を結ばないことを発表した。

鈴木昂は東海大菅生高、東海大、三菱重工名古屋を経て2015年のドラフト7位で入団し、1年目から45試合に出場。2年目の2017年にはキャリア最多となる72試合に出場した。今季は58試合で10安打、0打点、打率.227をマークしていた。通算成績は218試合で23安打、0本塁打、4打点、打率.169。(ベースボールキング)

第二次戦力外通告で黒木と山崎の育成落ち、岡崎までは想定(個人的には育成落ち)できていましたが、まさか鈴木昂平までとは。

岡崎に関してはドラフト2位で同じショートの紅林を獲得したため。
しかし守備型の鈴木昂平の代わりがドラフト5位の勝俣とは到底思えず。

ただ内野手を二人指名できたことでの玉突きであることは確か。
そして、そこにはオリックスの方向転換が読み取れます。



チーム屈指の守備力

チーム屈指の守備力を誇る鈴木昂平。
シートノックを観ていればその守備に唸ることも度々。

試合終盤、遊撃・三塁・ときには一塁の守備固めに重用されていたのは今季のこと。
しかし、そこでミスすることも多々。
イメージ的には、守備固めで起用されながら大事なときに限って失策していた西武時代の原拓也に似て。

だから、あれだけの守備力がありながら好守のイメージが増すことはなく。



右の代打にピンチバンター

その守備力に比べて格段に落ちる打。

それでも今季はキャリアハイの10安打
対左相手の右の代打で起用されることもしばしばで、西村采配に驚き、落胆することも多々。
それは選手層の薄さの裏返しでもありますが。

非力ゆえ犠打ならばとピンチバンターで起用されることもあった鈴木ながら、イメージに反し犠打もそこまで上手くなく。
ピンチバンターとして中島宏之に代わって起用されながら送れなかったのは昨季、福良監督時代の記憶。
今季もあったような…。



福良が切る

得手の守でさえ、不得手の打でさえ、いずれにせよ好印象の少ない鈴木昂平。
しかし、選手層の薄いオリックスでは、走攻守60点の鈴木は重用される存在であったことは確か。

守りはともかく、打に限れば一軍レベルには到底及ばないながら、オリックスだから鈴木が上にいる
それがいまのオリックス。

が、そんなオリックスが万能型の鈴木を切る。
しかも、ファンよりもその能力を高く評価していた前監督の福良が切る。



武器

今季の出場試合数が鈴木より少なく、鈴木より年齢が一つ上の白崎浩之。
しかし鈴木を切り白崎を残したのは、攻(打)という武器を有しているから。

万能ナイフよりも大きいのが打てる刀を大事にする。
決して誤りでなく。

鈴木の働き場である守備固め。
その穴は打に比べれば大きいが、そこは安達か大城に任すつもりか。
であるならば、来季は若い中川・太田・宗もしくは宜保を我慢して使い続ける算用か。



福良の覚悟と人身御供

いずれにせよ、福良の覚悟を感じる鈴木昂平の戦力外通告。

走攻守オール60点の選手よりもどれか一点が80点の選手こそが今後のチームには必要。

いうなれば、チーム変革の人身御供となった鈴木昂平。

引退となった場合、鈴木に対しポジションが準備されているのが唯一の救い。
そしてたぶんそれが、福良の申し訳ないという気持ちを含めた、優しさ。





よろしければ一押しお願いします。

-鈴木昂平
-, ,