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鈴木優

~オリックス、対ロッテ引き分け挟んで7連敗 の巻~




引き分け挟んで7連敗

3回までの好ゲームが、四回4点、五回7点を失い急転直下のゲームオーバー。
これで対ロッテ、引き分け挟んで7連敗

選手個々の能力不足に加え、西村の采配ミスが続いての前カードの6連敗。
勝てる試合を落とした結果、近年相性の良かったロッテに精神的優位を与え、本拠地でも負けは止まらず。

負けるときはこれくらい大きく負けた方が、一般的には翌日の試合には響かないもの。
が、ここまで内容がなく、さらに同一カード白星なしの7連敗となると、さすがに影響がありそうな。



25回1/3・20四球

先発の鈴木優、三回までノーヒットピッチングも四回に1四球3安打で4失点。
ここまではまだ想定内も、五回の2四球が余計。

トータル25回1/3で与四球20では、先発失格(もしくは二軍降格)となっても仕方なし。

昨日2者連続四球で降板した齋藤綱記に、すぐに汚名返上の機会を与えたのは好判断。

みどころといえば、ここと福田の2安打、四回の安達の好守ぐらいか。
慣れぬ三塁福田もよく対応できました。



安田と太田

ロッテ四番の安田尚憲。
体も一回り大きくなり風格すら感じるほどで、2四球は投手が気合負けの感も。

履正社高校時代の安田、打撃フォームが安定せず個人的には高く評価していなかった選手でしたが、順調に育ってきているよう。
安田を大きく育てたいという井口の覚悟が安田の成長を促しているのは間違いないでしょう。
ちょっと打てなくなった太田椋を辛抱して使うことができない我が指揮官とは、選手の育成という点に関していえば雲泥の差。

2試合連続本塁打を放ち坂本二世とも称される期待の大砲候補を代走や守備固めでしか使わないのであれば、昨年井口が安田にしたように二軍で打席を与え徹底的に実戦を積ませればよいものの、西村はそれもしない

なにが育成のオリックスか。



杉浦正則の回顧①

選手の育成という点に関して、最近読んだ本(ベースボールマガジン2019年12月号「社会人野球大百科」)に面白い記事がありました。

「ミスター社会人」杉浦正則へのインタビュー。

3回の五輪出場後、日本生命の監督に就任した杉浦。
監督としては日本選手権の準優勝が1回と現役時代ほどの輝きを見せることはできませんでした。

その杉浦の監督時代の回顧。

-監督としての経験はいかがでしたか。
杉浦:すごく難しかったです。一番失敗したのは、選手たちに「思い切ってやれ」と言いながら、自分が思い切った采配をできなかったこと。(中略)結果がみえるベテランしか使わず、実力が未知数な若い選手を思い切って起用できなかった。

選手達に「積極的に」と言いながら、消極的采配の極みである犠打に狂信的に固執。
「変革」を唱えながら、自身の采配はなにも変わっていない(というか犠打が増えむしろ後退)。



杉浦正則の回顧②

プロ野球を観ていると、強いチームは勝ちながらも新旧交代をうまく回しています。僕が4年間監督をやって最後のほうでは「野球が小さくなっている」と言われたのですが、そのときは意味が分かりませんでした。終わってから「自分が小さく采配していたのに、選手が大きくなるわけないな」と気付き、反省しました。「勝たなきゃ」という意識にとらわれすぎて、選手の可能性を狭くしていたのです。

勝ちながらでなく、「育成」を標榜し負けがある程度許される環境にありながらも新旧交代に取り組んでいない
塁に出れば犠打という「小さな采配」ばかりで選手が大きくなるはずがない

杉浦が反省していることばかりをやっている現状では、選手は育ちません。

杉浦の回顧をもし読めば、果たして西村はどう考えるか。
気になるところではありますが、まあ変わらないでしょう。





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