~オリックス、T‐岡田・マレーロ、二軍落ち の巻~
二軍落ち
オリックスは10日、T-岡田外野手、クリス・マレーロ内野手、西村凌外野手の出場選手登録を抹消した。
T-岡田は7試合に出場し、打率・063、0本塁打、0打点。
マレーロは8試合に出場し、打率・105、0本塁打、0打点。
ともに打撃不振のため2軍落ちとなった。
西村徳文監督は「オープン戦の最後に2人はいい結果を出してくれた。(開幕後は)打席が少ないけどその中で結果を出さないと。まだシーズンは始まったばかり。2軍で結果を出してくれたらいい」と早期の復調を期待した。
T-岡田は「チャンスはもらっていたので。(不調の原因は)いろいろ思うところはある。結果がすべての世界なのでね。しっかり戻ってきて力になれるようにしていきたい」と2軍戦からの出直しを誓っていた。(デイリー)
いつのまにか、吉田正尚よりも低打率になったTにマレーロ。
吉田はいつか上がってくると多くのオリックスファンは確信めいたものをもっていますが、Tに関しては希望めいたものすらなく、多くのオリックスファンですらこれが一時のスランプだとは思っておらず。
士気
ベテランに差し掛かりながら、配球の「は」の字も分かっていないような三振を繰り返し、
悔しさの「く」の字もみえない体でしょぼくれてベンチに帰る。
失敗が七割の打撃、打てずとも元本塁打王の元選手会長ならば逆に堂々と胸を張ってベンチに戻ればよいのに、項垂れて帰るからベンチの士気も下がる。
激励会での元気のなさが気になっていましたが、そのままシーズンに入りいまに至る。
Tのことが大好きだからこそ、いまのTの姿が悲しい。
出塁率,105
マレーロも同じくファーム落ち。
スイングをレベルに変えたとキャンプ中語り、確率重視のバッティングを心がけそれなりに結果も残していましたが、シーズン入ればバットに当たらず。
外もしくは低めへの変化球にバットが止まらず、それを証明しているのが四球0という点。
ゆえに出塁率は打率と同じ,105。
外国人へのケアを怠らない田口が上にいることがマレーロにとって非常に心強いものとなると思っていたのですが、ロメロの故障という大チャンスを結局生かせず。
西村凌
首脳陣の意図がよく分からないのが、西村凌の昇降格。
杉本より西村を評価しての昇格という点がまず最初の疑問で、西村もいい選手ですがいま必要なのは一発のある杉本だったはず。
そうやって西村を上げながらも一度も試合に出ぬまま3日でファーム落ち。
Tとマレーロはチャンスを貰いながらものにできなかった自らの責任ですが、
西村はチャンスすら与えられず。
首脳陣がなにがしたかったのか、よく分かりません。
杉本裕太郎
彼らに代わって上がってくるのは、杉本裕太郎にロメロ、小島脩平の模様。
杉本に関しては待ちに待った感あり(というか遅すぎます)。
キャンプ終盤結果を残しながらのファーム落ちに本人自身も納得できず苛立ちもあったはずですが、不貞腐れることもなく自らのバットで結果を残し、自ら一軍を掴み取りました。
一軍は、即座に結果がでるような甘いステージではなく、首脳陣もファンもそれなりの我慢が必要。
ただ、停滞するチームの空気をバット一閃で一掃するだけの可能性を秘めています。
チームの救世主になりえる魅力を備えた選手です。
名伯楽
ロメロは病み上がり、小島は二軍で10-0。
ロメロは体調さえ戻っていれば当然計算に入るべき選手。
小島はユーティリティ(とオープン戦での打撃好調ぶり)を買ってのものでしょう。
安達降格から5日待ってのTとマレーロの降格。
打数は少なくとも、T20打席、マレーロ19打席とほぼ平等に西村はチャンスを与えました。
Tが言うように、結果が全ての世界。
後藤と違って打てないT(とマレーロ)に魅力なく、打ってなんぼ。
まだシーズン序盤。
Tの復活を祈っています。
そして、
下には、
岡田貴弘の才能を開花させた名伯楽が待っており。