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T-岡田

~オリックス・T-岡田、プロ14年目のプエルトリコ派遣 の巻~




打率,217、3本塁打

オリックス・T-岡田外野手(31)が11月中旬からプエルトリコで始まるウインターリーグに派遣されることが24日、明らかになった。

チームは逆転CSに向けて奮闘を続けているが、T-岡田は打撃不振もあり、わずか19試合の出場で打率・122、1本塁打、2打点と精彩を欠いた。現在も2軍戦に出場する日々が続いている。

球団では31歳とまだまだ老け込む年齢ではないと判断。かつての本塁打王の再生に向けて最善の策を探ってきた。その中でメジャーリーガーも数多くプレーするプエルトリコという“新天地”が浮上。ベテランの主力選手派遣というプランを採用するに至った。

球団関係者は「われわれはT-岡田を必要としているということです。長年、主力として活躍してきてくれた彼がどうすれば輝きを取り戻してくれるのかを考えた結果です」と説明した。

ほかに鈴木優投手(22)、育成の漆原大晟投手(22)も派遣される。

DeNA・筒香が2015年オフにドミニカ共和国のウインターリーグに参加した例はあるが、プロ14年目のベテランの派遣は異例中の異例。2010年の本塁打王が異国の地で再生の道を探ることになる。(デイリースポーツ)

二軍でも打率,217のT-岡田。
31試合109打席で本塁打わずか3本、OPSも.700。
物足りない、というか年齢考慮すれば、手首の怪我があったとはいえ、解雇もあり得る数字が並んでいます。



実力通りの悲観

開幕から不振だったオリックスの和製大砲、吉田正尚とT-岡田。
吉田の場合はこの不振が実力とは到底思えずそのうち上がってくるだろうと楽観視。
同じく低調な成績でもTの場合は、これが実力かと悲観しかなく。

そしてそれが現実のものとなるところが、いまのT。

3年契約最終年。
活躍したのは30本塁打超えを果たした1年目のみ。
トレードもしくは自由契約という選択肢も十分に考えられたなかでの、プエルトリコウインターリーグ派遣

ファンとしては球団のこの決断に拍手を送りたい。



野球を楽しむ

日本の四番・筒香嘉智が初の打撃タイトルを獲得したのは2016年。
2015年のドミニカウインターリーグに自主参加した翌年のこと。

野球を楽しむドミニカンの姿勢に触れたことが、筒香の意識改革の大きな手助けとなりました。

Tの笑顔を今年は見ぬまま終わりそう。
下を向きしょぼしょぼとベンチに帰るTの姿からは野球を楽しんでいる雰囲気が感じられず

かつての師匠、藤井康雄のもと、打撃フォーム再生中のT。
怪我による戦線離脱もあり、その理念習得に時間を要しておりウインターリーグという実戦の機会を与えることは有益なこと。

精神面に技術面。
海外派遣に損はなし。



「われわれはT-岡田を必要としている」

そしてなによりも嬉しかったのは、「われわれはT-岡田を必要としている」との球団関係者のことば。

入団後3年間の辛苦。
藤井と出会って変わったプロ4年目の初本塁打
そして岡田監督のもとその才能が花開いたプロ5年目、22歳での本塁打王獲得。

いまの吉田正尚以上の夢をみせてくれた選手。

いまのTに対して不平を言うは当然も、そのころを知るがゆえの歯痒さが根底にあり。



「どうすれば輝きを取り戻してくれるのかを考えた結果」

「長年、主力として活躍してきてくれた彼がどうすれば輝きを取り戻してくれるのかを考えた結果」のプエルトリコ派遣。
Tの一ファンとして、球団のその心遣いがありがたい。

異国で野球とはある種異なるベースボールに触れることでなにかの化学反応が起きてくれればと、期待してやみません。

私も当然に、
「T-岡田を必要としている」ので。





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-T-岡田
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