~オリックス・T-岡田、退団も の巻~
T-岡田
19試合(55打席)、打率,122、1本塁打、2打点。
今季のT-岡田の成績。
31試合(109打席)、打率,217、3本塁打、34打点。
T-岡田の二軍の成績。
手首の怪我等もあり苦しんだT。
今年で3年契約が切れますが、今オフプエルトリコへのウインターリーグ参加直訴の話もあり来季契約締結は既定路線と思っていましたが…。
以下、東京スポーツの記事より引用。
ウインターリーグ参加
――オフにプエルトリコのウインターリーグ参加を希望したとか
T―岡田 そうではなくて僕から言ったわけではないんです。福良GMと話した時、僕が今年で3年契約が終わるということを福良さんが知らなかったみたいで、その辺で「こういうのもあるけどどうや」と…。「興味はあります」と言ったら「聞いてみるよ」となった。それで(球団が)OKとなって、出るみたいになっちゃった。
現状打開の一策として、Tが自らウインターリーグ参加を希望したとの報もあったこの件。
幼子置いての覚悟に感心していたところ、実情は上記。
「僕から言ったわけではない」
「出るみたいになっちゃった」
親の心子知らず、ならず、ファンの心T知らず。
どこか他人事の発言に、この武者修行を喜んだ身としては非常に悲しくなります。
呑気
――今は出る方向か
T―岡田 でも来年、ここに残るかどうかも決めていないので…。FAを使うかどうかはわからないし、今年の成績なら減俸だろうし…。
――長年の功労者なので慰留はされている
T―岡田 そういう話もしてもらいました。阪神の鳥谷さんの件もあるし、話をもらえるだけでもうれしいですよ。残ってほしいという気持ちは改めて感じました。
「今年の成績なら減俸だろう」から「FAを使」って他球団に移籍すれば、もしかしたらアップもと目論んでいるとするならば、大間違い。
勝負の契約最終年にこの為体、しかも人的補償が不可避の選手を欲しがるチームが果たしてあるのか。
宜保・太田の昇格とチームが来季に向かっているなか、一軍におらず考える時間がたくさんあるにもかかわらず「来年、ここに残るかどうかも決めていない」とまだ来季に向かっていない選手がここに。
呑気なこと。
「もちろんです」
――チームへの愛着と今後の自分の野球人生を照らし合わせながら考えていくと…
T―岡田 そうです。その辺でどうなるか。
――球団を出て行く選択肢も現実的にある
T―岡田 もちろんです。
――今季は消化不良なシーズンだった
T―岡田 プロなんで悔しいというか情けないというか、何とか一軍に戻りたいという気持ちはあった。野手でも年が上の方ですし。
「野手でも年が上の方」ながら二軍暮らし。
チームに貢献できず「プロなんで悔しいというか情けない」という思いを抱きながら、移籍の可能性について尋ねられると「もちろん」と明言。
3年3億4000万円を貰いながら、試合数143→97→19、本塁打31→13→1。
4年24億円で30勝ながら平然と北に旅立った背番号19の厚顔さを思い出します。
「自分を必要としているところ」
――若手に切り替わっているチーム状況もある
T―岡田 そういうところも含めてこれからの人生を考えたい。
――結論には時間がかかる
T―岡田 球団は僕の返事待ちというところ。家族とも相談しながら。
――残ってほしいという周囲の声もあるのでは
T―岡田 言ってもらえるのは素直にうれしいです。でも試合に出れないと勝負にならない。自分を必要としてくれるところでやりたい。
チーム本塁打94はリーグ5位。
チーム得点495にチーム打率,244は12球団ワースト。
攻撃力の低さは12球団屈指、
Tを最も必要としているのは間違いなくオリックス。
気概なき発言の数々
「試合に出れないと勝負にならない」のは確かに事実。
しかし、なぜ試合に出れないのかをT自身考えたことがあるのか。
二軍で圧倒的な数字を残して使われないのであればまだ分かりますが、二軍成績は上記の通り低空飛行。
31歳の外野手ならば解雇に値する数字。
こんな考え方ならば、他球団に移っていただいて結構。
読んでいただいている方ならばお分かりだと思いますが、私はTのことが大好きです。
Tのポテンシャルはこんなものではないと。
が、Tのこれらの発言を目にし、かなりの落胆を覚えました。
今季の成績を恥辱と捉え、来季倍返しでやってやろうという気概や覇気を感じることのない発言の数々。
試合中、俯きながらベンチに帰るTの姿を、ふと思い出しました。
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