祈優勝! オリックスバファローズ

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T-岡田

~オリックス、Tの逆転満塁弾も柳田の二発の前に霞む の巻~




柳田悠岐

一人レベルが違う。
これが柳田悠岐。
NPBの至宝であることは確かも、NPBという小さな枠にいていいのか。
以前の記事でも書きましたが、なぜMLBに行かないのか、行って向こうの豪腕投手と対決してもらいたい。

いまの山本では抑えきれず、もちろん齋藤も。
外スラに腰を泳がせながら片手でライトテラス席に。

柳田に打たれるのは、仕方がない。



二番・柳田

その柳田を二番に据えた工藤。
四番に、この試合まで打点チームトップとはいえ実質一年目の栗原を置いたところに、工藤が四番よりも二番を重視しているのがよく分かります。

柳田の2本の本塁打はともに二死から。
柳田の打順が一つ下がって三番だったならば、二番で攻撃が途切れていた可能性は高く(その二番に西村がするような犠打優先型の選手を置いていたならばなおさら)、ソフトバンクは点を取れていなかった(オリックスは点を取られていなかった)かもしれません。

昨年痛めつけられた山本相手に攻撃型布陣を敷いた工藤の英断が功を奏しました。



齋藤綱記の反省

日刊スポーツ、齋藤綱記初勝利後の特集コラムより。

「(ソフトバンクの)柳田さんみたいに球界を代表するバッターのときほど、『自分がどういうピッチングをするか』を心掛けている。この前(7月14、15日)は正直、やられたんですけど…。次はインコースを絶対に使わないとダメ。次に対戦することがあれば、インコースに突っ込むと思うので、そういう練習をしていきたい」

ヒットを2本打たれたが、手応えは感じている。「スライダーにしても、いい追い込み方をしたと思う。最後に甘いスライダーになった。自分のコントロールの悪さが招いた結果。改善すればなんとか勝負にはなると思う。まだまだですけど、昨年よりは自分でコントロールできるようになったかなと思います」。

齋藤綱記vs柳田悠岐
さて今日の対決はどうだったか。



進歩

自慢の外スラを2球続けた後に、インコースにストレート。
これで体を起こしてのスライダーは当然の配球も、このスライダーでストライクが取れなかったのが痛かった。
本塁打を打たれたスライダーも決して悪い球でなくむしろいい部類に入るボールも、3‐1と打者有利のカウントだったから持っていかれたともいえます。

ただ、前回の対決よりは進歩が窺えた齋藤
しかし、怪物を抑えるにはさらなるレベルアップが必要。
失敗・反省を通して、学びながら成長しています。



吉田凌

山本を五回で諦め継投に入った西村。
一点リードの六回のマウンドに上がったのは吉田凌
ここ最近の試合でしっかりと投げていた吉田凌に大事なマウンドを託しましたが、結果としては失敗
ワンアウトからの四球に、松田に根負け四球。
この2四球が痛かった。

勝ち試合で投げるにはまだまだ課題のストレートが弱い。
しかし、こうやって、その後の齋藤含め若手投手を厳しい場面で投入していくのは成長を促す意味でも非常に大事なこと。

借金10がなせる業ではありますが、それでも大事なことです。



オリックス・山本 vs ソフトバンク・千賀

オリックス・山本 vs ソフトバンク・千賀

ネームバリューと実績的には投手戦必至のカード。
しかしながら今季の両投手のここまでの内容は、日本トップレベルのそれにはあらず。
この試合始まる前の防御率は、山本3.31・千賀4.20と凡庸。

それほどの投手戦にはならないと予想はしていましたが、山本が酷過ぎ。
カットボールにキレがなく、高速フォークはコントロールできず、ストレートは垂れ気味。
かといって緩急使うわけでなく、3種類の150キロ前後の棒球がポンポンと弾き返され。

この内容ではさすがに厳しい。



Tの逆転満塁弾

二回で0‐5。
相手はソフトバンク、投げるは完調ではないとはいえ千賀、そしてこちらは貧弱なオリックス打線。
貰ったチケットでの観戦ならばここで席を立ってもおかしくないゲーム。

五回、2失策に吉田のタイムリーで2点返し、スタメン復帰のジョーンズが四球を選んで満塁。
一発出れば逆転の場面で、打席に入るはT-岡田。
ここでTが期待に応えて、逆転満塁弾
試合をひっくり返しました。

調子下降気味だったT。
この会心打で、前を上を向いてやってくれれば。



どうすれば効果的な一本が出るのか

前カード大事なところで一本が出ず、点の取り方が下手と批判されたオリックス打線がみせたこの集中打。
その声の多くは批判・愚痴がメインで、どうすれば効果的な一本が出るのか等の改善策・具体策はほぼなし

ただ、「どうやって「効果的な」一本がでるのか具体案を提示できない」のはある意味仕方ありません。
なぜならそんな答えはないのだから。



技術不足

打点とはただそこにランナーがいただけというのがセイバーの思想で、
チャンスで打てないのは、メンタルの問題ではなく、技術・能力が足りないからというのが三冠王3度獲得の落合博満の思想。

また、メンタルの問題に帰結したがる人間に対し、原辰徳がらしい表現でこう説いています。

「(不振の原因を)メンタルで逃げる人は、神頼みでもすりゃあいいわけで。やっぱりプロの選手というのは心技体、三位一体ですよ。『俺にはツキがない』『メンタルが弱い』とか逃げる人がいるけど、俺は違うと思う。技術が足りなかった、体力も足りない、もちろん心も足りなかった、ということ」(スポーツ報知)

技術のなさ、体力のなさがまず最初に来る。

あの2014年の翌2015年から毎年、チーム打率もBクラス
技術がないのだからヒットが出ない。
ヒットが出ないのだから効果的な場面でも同様に出ない
いい場面での一本がなぜ打てないと求めてもある意味仕方なし。

選手の能力が上がればチャンスでの一本も必然的に増えてきます。





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-T-岡田
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