~オリックス、T2発&山崎好投で6カードぶりの勝ち越し! の巻~
山崎福也
3連勝と久しぶりのカード勝ち越しのかかった試合のマウンドを任されたのは、山崎福也。
課題の立ち上がりを無失点で切り抜けて、三回までスイスイ。
四回に中村に外から真ん中に入ってきた変化球を捉えられるも、ソロ。
緩急を重視し、一球一球丁寧に投げて、6回1失点の好投でリリーフ陣に託します。
77球で交代という現実が首脳陣に対する今季の山崎への評価も、シーズン後半勝負に徹する時期でやむなし。
内容に結果も伴った、ナイスピッチでした。
T-岡田
先制された直後の四回裏、Tが特大のアーチを五階席に架け同点に追いつきます。
大事なところでの見逃し三振が目立っていたT、振らないとなにも起きず、振ればこういうことを起こせる力があるわけで。
モヤの犠飛で勝ち越してダメ押し点が欲しい八回にももう一本。
2本ともTらしい美しい軌道の本塁打。
芸術的、そして実に上品。
比嘉、吉田凌
七回からの継投。
右2人に比嘉→左に海田→右に吉田と、中嶋にしては珍しい、いわゆる定石通り。
特に比嘉の起用法に関しては首を傾げる場面が多かったのですが、ようやく価値を理解してくれたのかと感じる使い方。
球界一の右のワンポイント。
そして、比嘉はしっかりと抑えてくれました。
海田が四球を与え、一発出れば逆転という厳しい場面で山川に対峙した吉田凌。
ストレートにスライダー、最も怪我の少ないアウトローに6球全部揃えてくれました。
素晴らしい火消しでした。
3連勝&6カードぶりの勝ち越し
八回ヒギンスを挟んで最後は平野。
中村・外崎を連続三振に抑えてゲームセット。
これで3連勝。
チームは6カードぶりの勝ち越し。
ここを落とせば終戦の感あった楽天3戦目を田嶋の好投と杉本の一発で拾って、チームは再起動。
カード最後は本田vs高橋光成のマッチアップも、ここは本拠地、なんとか白星を手にして再加速といきたいところ。
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