祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

田嶋大樹

~オリックス・田嶋大樹、開幕絶望 の巻~




絶望的

 オリックス・田嶋大樹投手(22)の来季開幕1軍が絶望的であることが16日、分かった。新人の今季は開幕から先発ローテを守り、12試合で6勝3敗、防御率4・06と新人王の有力候補に挙げられる活躍を見せていた。ところが6月27日に左肘の張りを訴えて登録抹消されて以降、復帰はならず。ここまで本格的な投球も再開できないでいる。

現在は舞洲BSで行われている秋季練習に参加しているが、別メニュー。一進一退を続ける左肘の状態に苦しい胸の内を明かした。

左肘は良くなったり、悪くなったりです。今は痛くないのでキャッチボールはしていますが、(来春の)キャンプの1軍にはいないと思います。開幕?無理だと思います

西がFA宣言し、金子の去就も不透明な中、山岡らと並びエース候補に挙げられる左腕だが、開幕からの復帰は難しい情勢だ。「復帰目標は作らずに、やれることをやっていきます」。まずは体を万全にすることを優先する。(デイリー)

球宴後には…、9月には…、シーズン終了までには…、との願い叶わず。

最も心配していたことが現実になりました。



ノースロー

自身の肘の状態について田嶋が語ったのは6月27日の離脱以降初めて。

「便りがないのはいい便り」とはいかず、
5か月ノースローが続いているのをみても、かなりの重症と思われ。

重症としても、たとえばトミージョン対象の側副靭帯損傷などの診断名が付けばまだ対処法もあるものの、田嶋の発言をみる限りそれもなさそう。

今季中日に移籍しそれなりの復活を遂げた松坂も、
肩痛という診断名だけがつき、痛みの原因は分からず治療法・リハビリ法がないままソフトバンクで3年を無為に過ごしました。

田嶋の肘もそのような状態と考えらえます。



一進一退

「左肘は良くなったり、悪くなったりです。今は痛くないのでキャッチボールはしていますが、(来春の)キャンプの1軍にはいないと思います。開幕?無理だと思います」

まさに一進一退

衒うことなく自らの現状を客観的にみれる田嶋のこの発言が全てを物語っており、また一つ先発のピースが欠けることに。

今季の開幕ローテは、
西、田嶋、山岡、金子、ディクソン、アルバース。

田嶋、ディクソンにアルバースは故障のままシーズンを終え、
田嶋は開幕に間に合わずで、
西と金子は来季の契約すら未定。



「疲れがたまっていたので、大事に至る前に抹消した」

6月27日の田嶋の抹消について、
高山投手コーチは「疲れがたまっていたので、大事に至る前に抹消した」と語っていましたが、
結果として大事に至っています。

もちろん、秋季キャンプで連日ブルペンに入り続け、最終的にはパンクを危惧した首脳陣に止められたように、この故障については田嶋自身の問題もあり。

しかし、投手管理については気になるところ。
難しいところが多々ありますが、
今季の起用法をみればやはり2014年翌年2015年の投壊が思い出され。
そのときの投手コーチも高山郁夫。



「チームの勝利よりも選手の幸せを考えてやる」

高山率いた今季のオリックス投手陣。

そのチーム防御率は12球団一
それだけみれば文句のつけようはないものの、
先のことを考えず、選手の疲労も考えず、
とにかく目先の一勝に拘り過ぎた印象は2014年シーズンと同じ。

ソフトバンク、日本ハムを日本一に導いた名投手コーチ・吉井理人はこう語っています。
「僕らもチームの勝利を目指してやっているんですが、コーチとしてのひとつの軸はまた別のところにある。その軸というのは、チームの勝利よりも選手の幸せを考えてやることです」(Sportiva)

高山の力量はもちろん認めるものの、
高山のコーチとしての軸というものを一度聞いてみたいところです。



-田嶋大樹
-,