~オリックス、田嶋大樹でも止まらず、5連敗・借金12・8月1勝 の巻~
対ソフトバンク、1勝7敗
山本、田嶋でこのカード2連敗。
最も安定している田嶋で落とし、2連敗といえど今季2度目の同一カード6連敗がみえてきました。
9試合目の同一カード6連敗で今季は既に終了。
勝つに越したことはありませんが、西村の消極的采配への諦めも加わり、勝ち負けに一喜一憂するほど勝負に拘泥はしておらず。
だから負けが込んでも大きく腹は立ちません。
特に3年連続日本一のソフトバンク相手では。
これで対ソフトバンクは1勝7敗。
大人と子供の差。
田嶋大樹
発熱明けの田嶋大樹が先発。
ゆっくりとしたフォームから快速球を内外に投げ、三回までパーフェクトピッチ。
初安打は四回、二番・柳田から。
この回は凌ぐも、五回にタイムリーを浴びて2失点。
真ん中に入ってきた球を不振の松田が逃さず。
六回、二番・柳田、三番・中村の連打で3点目を失ったところで交代。
内容的には悪くなく、失投を逃さなかったソフトバンク打線を褒めるべき。
ただ、病み上がりとはいえ、左のエースにこの回は任せたかった。
田嶋が降りたときに試合は完全に終わるわけで。
防御率2.88
今日の負けで1勝3敗となった田嶋。
防御率2.88はリーグ2位。
一時期の不調は完全に脱した田嶋。
しかし、K/9:5.58が示すように、ストレートのキレも強さもまだまだルーキーイヤーの絶好調時には及ばず。
それでもこの防御率。
年齢的にも伸びしろあり、肘痛の影響が完全に消えたときどんな投手になるか末恐ろしい。
貧打オリックスに在籍で、一点を失うと負けのプレッシャーで投げる投手はかわいそう。
しかし、逆説的にそれが若手投手の成長を促している面もあり。
5連敗、借金12、8月1勝
打線に関しては特に書くことはなし。
3点ビハインドの七回に若月に一本出ていればとは思いますが、すでに田嶋が降板した以上、たとえ追いついたとしても勝ち越し点を与えなかったという楽天的思考は生まれず。
これで5連敗、借金12、8月1勝。
試合後の西村は、「そういうところで(1本が)出だしていくとね。流れも変わってくるんですけども」「やっぱり、点を取ってあげないといけないんじゃないんですか。先に点を取ってあげるというところで、野手も打っていかないといけない」(日刊スポーツ)とあいかわらず解説者のような口ぶり。