~オリックス、リリーフが抑えて田嶋2勝目! の巻~
好投、田嶋大樹
前回の登板でリリーフ陣に勝ちを消された田嶋大樹。
今回も6回/被安打4・失点2(自責点1)の好投。
とにかく真っすぐで空振りが取れるのが田嶋の強み。
追い込まれてからはノーステップに変えて粘りに粘る巧打者の角中から二度の空振り三振はお見事の一言。
この田嶋、6回91球で交代。
リードは1点、早めのこの交代が吉と出る予感が全くせず。
七回、村西良太
七回は村西良太。
独特な軌道のスライダーをもつ村西は長いイニングより中継ぎがベター。
ただ、投げてみなければわからない制球力の村西。
先頭のレアードを抑えて落ち着き、無失点に抑えて八回の富山に。
村西に関してはストライクゾーンにいくか否か。
いけばなんとかなるだけの力はあります。
八回、富山凌雅
田嶋同様、真っすぐで勝負できる富山。
ピッチングも強気でパワー型。
タイプ的には元ロッテの河本。
富山に関しては変化球が低めに決まればそうそう打たれず。
ロッテの得点源、上位三人でツーアウトを取ってこちらも無失点。
九回、能見篤史
追加点加えて楽になっての九回は能見篤史。
阪神戦を観ておらず入団時は戦力になるか疑問でしたが、かつて奪三振王に輝いたのもさもありなんと思わせる伸びのある真っすぐと経験に裏打ちされた頭脳的ピッチング。
現状クローザーを任せられるだけの球を投げています。
三者凡退に抑えて2セーブ目、しかも通算1500奪三振。
十分に戦力になってくれています。
今回の田嶋、もちろん自身の好投あれど、リリーフ陣のおかげで白星を手にすることができました。
こういう試合を何度もひっくり返されてきた今季。
冷や冷やしながら観ていた分、余計に面白く感じた終盤戦でした。
効果的な点の取り方
攻撃陣は頓宮のツーランに宗のソロ。
そして最終回にロメロの好走塁と代打ジョーンズの適時打で計5点。
先制、中押し、ダメ押しと効果的な点の取り方。
ロメロは慣れぬファーストで好守を披露。
打の方はもう少し時間がかかりそうですが、いるといないとでは大きく異なる存在感。
守備妨害のはずがなく
九回の頓宮の内野ゴロとその後の場面。
全速で二塁に向かう走者の目の前で急に正対しタッチしようとすればぶつかるのは普通に考えればわかること。
あのタイミングで走者が避けられるはずもなく、防御反応として走者紅林の手が出てしまうのも当然のこと。
あれが守備妨害のはずがなく、中村をかばう意味でなく本心から井口が守備妨害と考えているのであれば見識を疑うレベル。
守備妨害とは昨季太田が故障離脱したようなプレーを指します。
そんなことよりも、一塁での交錯の詳細と退いた頓宮の症状を知りたい。
連敗ストップ
山岡はともかく山本で落としての連敗。
ここでさすがの田嶋が踏ん張り連敗ストップ。
ゲーム内容もよく、この勢いで明日もなんとか勝ちたいところ。
明日の先発は増井。
滅多打ちで初回に試合を終わらせた前回もあり、今回は背水の陣。
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