~オリックス、田嶋の快投で6月貯金12&単独首位復帰! の巻~
単独首位
0-5と敗色濃厚の試合を追いついた前日の勢いそのままに、先制中押しダメ押しの強いチームの勝ち方でロッテに勝利したオリックス。
投打の歯車がガチリとはまり、単独首位に復帰。
チームの貯金も今季最多の8。
連勝が止まる前に戻しました。
これも、この好調がただの勢いだけでない証拠。
3連敗後の3連勝
先発は田嶋大樹。
田嶋の場合はしっかりと腕が振れるか否か。
そしてその結果として真っすぐで空振りが取れるか否か。
この試合、7奪三振中3つが真っすぐでの空振り三振。
7回無失点の好投で、3連敗後の3連勝。
これも中嶋の辛抱のおかげ。
そして7回まで投げたことで、登板過多の中継ぎ陣の負担軽減にも寄与。
「全ての打順から点を取れる」
打線は、調子下落気味の宗と吉田正尚が無安打も、四番以降の働き顕著で5得点。
四番杉本と五番Tが2安打、六番安達と七番モヤが猛打賞。
そして八番若月が貴重な中押しスリーラン。
六七八番で全5打点を稼ぎました。
中嶋曰く、「下位とか気にしていないので、すべての打順から点を取れるというのを目指していますので」(デイリースポーツ)。
上位も下位打線の迫力しかなかったチームが、中嶋就任でがらりと変わりました。
若月健矢
そして、若月健矢。
伊藤を抜いて正捕手を掴んだ福良・西村時代に比べ出場機会は激減したものの、その間を無駄にせず再び檜舞台に戻ってきました。
選手会長で正捕手とチームの中心選手だった若月、前キャプテン福田周平、投手キャプテンの山岡泰輔と、前政権で核となった選手たちは中嶋体制に代わり立場が下落し出場機会も減少。
弱小チームを変えるにはある意味必然のこと。
しかしその選手たちを見捨てず再登用するのが中嶋。
正当に実力を評価し、評価する物差しに狂いもない。
チームの一体感を生んでいるのは、指揮官です。
16勝4敗3分け、貯金12
この勝利で6月は16勝4敗3分けとなり、貯金12。
オリックスファンにとっては夢のような一ヶ月でした。
オリンピック休みまで残り4カード11試合。
6月のようないい試合を、諦めない試合をみせて欲しい。
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