~オリックス・田嶋、開幕ローテへ前進 の巻~
田嶋大樹
オープン戦二試合目。
神戸でのDeNA戦。
オリックスの先発はルーキーの田嶋大樹。
前回のオープン戦では失点したものの、随所にいい球もみられており、
今回の対外試合初登板は、不安よりも期待の方がだいぶ大きく。
結果は3回2/3を投げ、被安打3 自責点1。
先頭打者にツーベースを打たれましたが、その回を1失点にまとめ、二回・三回はあっさり三者凡退。
初回の1点も内野ゴロの間で、前進守備を敷いていれば無失点に終わった可能性も。
落ち着いて観られる内容でした。
判定
4回に2点を失いイニング途中での降板となりました。
しかし、この失点は2失策が絡んだもの。
とくに、守備が買われてセカンドに入っている大城のファンブルはいただけません。
きっちりと処理していればゲッツーで、この回も三人で片付いていました。
また、先頭の大和に四球を与えましたが、
これも外角低めにきっちり投げた球がボールと判断されたもの。
しかも、変化球含め5球連続でアウトローに投げ込みました。
前回の紅白戦でも審判の厳しすぎる判定に泣いた場面があり、
よしんばそれがプロのストライクゾーンだとしても、ちょっと狭すぎるとオリックスファンは思ってしまいます。
前進
宮崎での西武戦、
百戦錬磨のディクソンでさえ、福田の怠慢プレーの後、一気に崩れました。
プロ初の対外試合での登板。
プロらしからぬ2失策に動揺しないはずもなく、
その後タイムリーを連続して浴びて2失点。
イニング途中での降板となりました。
あと一死というところでしたが、
60球という球数制限があったものと推察されます。
とにかく、今日のピッチングは首脳陣の期待に十分応えうるもの。
田嶋大樹、
開幕ローテ入りに大きく前進です。
開幕2戦目
と書いたところで、今日の新聞記事(サンスポ)。
開幕ローテーション入りについても、指揮官は「相当前進でしょうね」とうなずいた。チーム関係者の話を総合すると、開幕2戦目となる31日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)の先発が濃厚。今季のローテーションは、同30日に西が自身初の開幕投手を務め、3戦目は2年目の山岡。エースの金子を4月3日のロッテ戦(京セラ)の本拠地開幕戦に据え、その後に新助っ人のアルバース、ディクソンが続く見通しだ。
実力的にも期待度的にも、田嶋はローテに入ってもらわなければいけない投手ですが、
いきなり2戦目ですか…。
一昨年の開幕2戦目の先発は、ルーキーの近藤。
酒井が肩痛に気付いていながらも投げさせ、一年を棒に振ることに。
昨年は、新外国人のコークが先発。
滅多打ちで開幕2連敗を喫しました。
福良体制になり全て新加入投手が投げ、結果が出ていない開幕2戦目。
そこに、田嶋を投入予定。
不吉云々とは思いませんが、
なぜ結果を残せていないかは検討すべきでしょう。
必要性
今年の開幕カードの相手は、昨年日本一のソフトバンク。
しかも熱狂的ファンに囲まれた敵地のヤフオクドームで。
あえて、ここに田嶋をぶつける必要性を感じません。
次カードは、
地元・京セラでの最下位・ロッテ戦。
ここがルーキー田嶋のプロ初登板の舞台になることに、なにか不都合があるのか…。
よくわかりません。
さらには、
大器・山本由伸のローテ脱落。
アルバースと入れ替わる可能性はあるものの、まだオープン戦で一球も投げていないのに競争の舞台からも降ろされてはいい気はしません。
あのストレートに若さ。
後ろでも起用したいという首脳陣の気持ちも理解できますが、
やはり首を傾げざるを得ません。
150キロ
ローテの件は流動的な部分があるものの、
昨日のピッチングで、田嶋がローテ入りに大きく前進したのは事実。
スピードガンが緩い神戸とはいえ、
左でマックス150キロは魅力いっぱい。
物怖じせず、得意のクロスファイヤーをどんどん投げ込む田嶋。
ルーキーイヤーに最多奪三振を受賞し新人王にも輝いた、元近鉄・阿波野秀幸のような活躍を期待します。
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