祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

田嶋大樹

~オリックス・田嶋大樹、初登板初勝利! の巻~




 初勝利

初回31球、二回34球
2イニングで65球を要したものの、
被安打1の快投でしっかりとゲームを作った、オリックス先発の田嶋大樹

五回で交代となりましたが、
六回にチームが勝ち越し、勝利が転がり込んできました。

転がり込んできたとは書いたものの、この勝利はまさしく自ら掴み取ったもの。

最速150キロのストレートで押しまくり
強打のソフトバンク打線を圧倒。

田嶋の初勝利は、2018年オリックスの初勝利

昨日の負けで、正直、昨年の悪夢が脳裏によぎりました。
しかし、昨年を知らぬルーキーが払拭。

恐ろしいピッチャーが現れました。



 ストレート一本

初回二回に球数を要したのは、変化球が入らなかったから。

変化球を投じる際に腕が緩む悪癖のある田嶋。
しかもその球がストライクゾーンに来なければ、打者は見逃すのは容易。
結果、
ソフトバンク打線はストレート一本に絞って打席に立ちました。
しかし、
そのストレートを捉えることが容易ではなく

プロゆえ、ストレート一本で待てれば空振りを喫することはなかなかなく、
しかし、
ストレート一本で待っても、田嶋のストレートはフィールド内に飛ばすことすら難しく
結果としてファールが増え、比例して球数も増えることに。

それでも、田嶋は根負けしませんでした。

見渡す限りアウェイのなか、
涼しい顔で凄い球を投げる。

これぞ、オリックスのドラフト1位・田嶋大樹。



 「真っすぐがめっちゃ強い」

昨日、西から二安打の好調今宮からは二つの空振り三振を奪い
デスパイネから奪った三振は、キレのあるストレートで押しまくり、最後の緩い変化球に手も足も出させなかったもの。

田嶋のピッチングに関して、
対戦した松田はこう語っています。
「いきが良かった。真っすぐがめっちゃ強い。映像よりも来てましたね。何回も対戦するピッチャーなので、対策しないと」(日刊スポーツ)



大魚

以前の記事でも書きましたが、
昨年のドラフト、もし清宮がいなかったらと仮定すると、
田嶋がドラフトの目玉となり、多くの指名が集まったことでしょう。

清宮がいたお陰で、田嶋の重複が一球団で済み、
一球団で済んだから1/2で福良が引き当てることができた。

オリックスバファローズ激励会にて、宮内オーナーが、
外れ続けたドラフト1位の抽選をようやく当て、潮目が変わったのではと語っていましたが、
福良の引き当てた魚は、まさしく大きく

その大魚は、
2018年のチーム初勝利まで連れてきてくれました。



 宗佑磨、吉田正尚

試合の方は、1点を追う三回、
一番・宗がライトフェンス直撃のツーベース
あと10㎝でテラスインという弾丸ライナーが、宗の今季初ヒット。
早めに結果が出て、宗も一安心というところでしょう。

ツーアウトとなり吉田正尚。
インコースのストレートを詰まりながらもライト前へ。
フルスイングのおかげでセカンドの頭を超えていきました

吉田正尚も今季初ヒット。
柳田ばりのインコース攻めが続きますが、それこそ強打者の証しです。



 ロメロ、T-岡田

五回は、吉田が一二塁間を痛烈な当たりで破り、
四番・ロメロが、甘いスライダーをレフトスタンド中段まで運ぶ、勝ち越しのツーランホームラン

その後小谷野が粘って四球を選び、
マレーロヒットで無死一二塁。

ここで打席に入るは、今日から一軍昇格のT-岡田
一軍昇格が決まったのは開幕前夜の3月29日とのこと。
この日ファームで2安打を放っており、それをみて田口がゴーサインを出したのでしょう。

ここで、ソフトバンクは武田を諦め、左サイドの嘉弥真を投入。
ツーストライクと追い込まれましたが、外寄りのスライダーを軽打でセンター前に運び、貴重な追加点を挙げました

ゲームを振り返ると、このTの一打が大きかった。
まだ完調とは言えないものの、
そのなかでも最低限の働きをしてくれたT。

やはり、Tがいるといないとでは打線の迫力が大きく違います



 マレーロ、小谷野栄一

七回には、マレーロが満塁本塁打
こちらも打った瞬間で、
オリックスの両助っ人、評判通りの活躍をみせてくれています。

地味に仕事をしてくれたのが、五番を任されている小谷野
Tのタイムリー、
マレーロのグランドスラムと、
どちらも四球を選んで塁に出ています。

こういう働きができるからこその小谷野の五番
福良の慧眼に感服です。



 剛

九回に増井が打たれましたが、
6点差という緊張感のない場面での失点は、クローザーにはよくあること。
あまり気にしなくてよいでしょう。

しかし、今日は田嶋。
左腕と言えば、日本では技巧派というイメージですが、
今日の田嶋のピッチングは、一言でいえば「剛」

ストレートでここまで押せるサウスポーは、西武の菊池ぐらいでしょう。

オリックスのルーキーが開幕カードで先発勝利を記録したのは、64年ぶりとのこと。
その記録を樹立したのは、阪急灰色の時代のエース・梶本隆夫。

そういえば、梶本もスリークオーターからの快速球を武器にしたピッチャーでした。



 最高の一日

梶本は高卒ながら開幕投手を任され勝利。
そして20勝。

田嶋は開幕二戦目を任され勝利。
そして…。

イチローの262安打のおかげで、それまでのメジャーシーズン最多安打記録保持者ジョージ・シスラーが記憶から呼び起こされたように、
田嶋の快投により、鬼籍に入られた梶本隆夫氏が思い起こされました

梶本は20勝を挙げながらも新人王を逃しました。
田嶋には梶本が逃した新人王をぜひ獲得してもらいたい。

とにもかくにも、
オリックスバファローズ、2018年初勝利
田嶋大樹も初勝利

試合内容もよく、
今日は、最高の一日です。



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