~オリックス、初の連勝! の巻~
田嶋大樹
ようやく、今季初のカード勝ち越し。
ようやく、今季初の連勝。
オリックスバファローズ、ようやくエンジンがかかってきました。
その立役者は、間違いなく、先発のルーキー・田嶋大樹。
初回からビュンビュン腕を振り、
ロッテ打線は凡打の山を築きます。
一回の先頭荻野への第一球目、
いままでの登板ではボールと判定されていたインローのクロスファイヤをストライクと取ってくれました。
そのおかげで、
プロの狭いストライクゾーンに泣かされ続けてきた田嶋は、だいぶ楽になりました。
好リード
アルバースのときと同様、インコースへどんどん放らせる若月。
その要求にしっかりと応えた田嶋。
若月の好リードも光りました。
田嶋、前回の西武戦では途中降板となったものの、
強力・西武打線相手でもストレートは十分に通用していました。
この試合でも、140キロ後半のキレのあるストレートで押しまくり、ロッテ打線を圧倒。
課題である変化球時の腕の緩みも今日はみられず、最後までしっかりと腕を振れていました。
田嶋を続投させた方が安心でしたが、
ルーキーでもあり、
7回を投げ被安打2・失点0の快投でお役御免となりました。
剛
97球を投げ、打者23人に対して与四球は0。
とにかく、素晴らしいピッチングでした。
暖かくなるにつれ、ストレートがキレとスピードを増し、
一段と「剛」のイメージが強くなってきた田嶋。
この投球スタイル、
このフォーム、
まさしく、メジャー300勝投手、ランディ・ジョンソン。
それくらいのスケール感があります。
大城→福田
15時発表の公示。
出場選手登録された田嶋に代わって降格となったのは、2試合で3エラーの大城ではなく小島。
伊藤を即座に落とした厳しさをもってすれば、大城の二軍落ちはやむを得ないところでしたが、
落ちたのは同じ内野手でも、小島。
小島自身、いろいろな思いはあるでしょうが下で調整して再度上がってきてほしいところ。
17時45分発表のスタメン。
そこに大城の名はありませんでした。
選手育成にあたってはある種の贔屓も当然必要ですが、さすがに昨日の今日で大城を使うのは、指揮官が掲げる「競争」に明確に反する行為。
代わってスタメンに起用されたのは、ルーキーの福田周平。
初スタメンの西武戦ではいきなりの二番起用で緊張が画面を通しても感じられましたが、
今日は九番での出場でもあり、落ち着いてプレーができていました。
ロッテのルーキー、藤岡・菅野に比べると、力強さは否めないものの、
八回のセーフティーや九回の四球など、らしさはみせてくれました。
二番・吉田正尚
昨日、二番・吉田正尚が見事に奏功。
今日もそのままと期待しましたが、そうはいかないのが福良野球。
期待半分でスタメン発表を見ていたところ、
二番に入ったのは、昨日に続いての吉田正尚。
安堵しました。
六回の追加点は、
二番・吉田正尚、三番・小谷野の連打が生んだもの。
とにかく、打線が無意味に二番で切れることがなくなり、
観ている側はストレス軽減。
投げる側はストレスとプレッシャーが大幅増。
借金4
二番に吉田を配して、できなかった連勝を即座に達成。
二番・吉田効果が、著明に表れています。
もちろんそれのみでなく、
アルバース・田嶋という新戦力の力投も大きく。
そして、彼らを支える若月の存在も。
今季初のカード勝ち越し、
今季初の連勝で、気分良く仙台に乗り込みます。
これで借金は4。
一つずつ、一つずつ。
※twitterやっています。フォローしていただければ幸いです。
Follow @inoru_orix
※お問い合わせはこちらからお願いします。