~オリックス・田嶋、圧巻の6勝目! の巻~
名誉挽回
一週間前の神宮、
雨中のマウンドでぬかるみに足を取られ、大崩れに崩れた田嶋大樹。
今回はその心配のない京セラドーム。
本領発揮。
名誉挽回とばかりに、
7回被安打2・失点1の好投で、今季早くも6勝目。
これぞ、オリックス自慢のルーキー、田嶋大樹。
大したピッチャーです。
初回先頭に四球を与えるも、続く打者を大城の好守で併殺に取ってからは、奪三振ショー。
今日も二枚落ちのDeNA打線とはいえ、それでもプロ。
しかし田嶋の前に手も足も出ず。
6者連続三振
二回から四回にかけて、6者連続三振。
狙ったところにビシッと決まってというより、
田嶋のストレートに打者が思わず手が出ての三振という形が多かったところに、
田嶋の直球のキレ、またその魅力が表れています。
週初めの火曜にアルバースでスタートし、
週終わりの日曜を田嶋で締める。
両左腕のおかげで、
いい流れができあがっています。
小田骨折
好調小田が骨折でファームに落ち、代わって宗が昇格。
宮崎の代わりに西村。
マレーロの代わりに中島。
小田の代わりに宗。
選手入れ替わりで戦力の低下がほとんどないところに、いままでのオリックスになかった選手層の厚さがみてとれます。
福良がキャンプから標榜してきた「競争」の果実といえるでしょう。
ただ小田の離脱は、チームとしても個人としても痛い。
不可欠
昨日の好守の末の骨折。
ダイビングキャッチの後に腕を気にする様子が見られていたため、違和感はその時からあったはず。
少し厳しいことを言えば、
九回サヨナラの場面でそのことを首脳陣に告げてほしかった。
雌伏のときが続き、ようやく巡ってきたチャンスを手放したくない小田の気持ちは痛いくらいに理解できますが。
完治まで一ヶ月以上かかる怪我も、
今季の小田はチームに不可欠な選手となりました。
小田が戻ってきたとき、チームはどの位置にいるか。
不安よりも楽しみが増す現在のチーム状態。
復帰の際には、いままで同様、
走攻守に切り札的活躍を期待します。
武田健吾
相手打線を考えると、2点取れれば勝ち。
その2点を稼いだのが、小田の離脱により先発出場の機会を得た武田健吾。
インローのストレートを引っ張っての先制タイムリーツーベース。
この一打は非常に大きかった。
四回には、ボール球をすくい上げての犠飛で3点目。
チャンスを即座にものにし、今日の主役に。
懸案の選球眼さえ改まれば、スタメン常時出場できる選手です。
そこにあらず
安達の1イニング2盗塁に、
大城、宗、福田の1イニング3三塁打。
いままでのオリックスとは一味違う戦いぶりに、
チームの成長を肌で感じた今日の試合でした。
交流戦の優勝は逃したものの、
我らが目指しているのはそこにあらず。
ゆえに、
同リーグの日本ハムがヤクルトに敗れたことの方が何倍も重要。
もちろん負け惜しみでなく。
試練の6連戦を5勝1敗で疾走したオリックス。
いい試合ができています。
そして、
いいチームになっています。
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