祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

高山郁夫

~オリックス、リーグ最多の1試合平均投手起用数 の巻~




1試合平均投手起用人数・4.32

 12球団トップのチーム防御率3.69と投手陣がチーム支えた今季のオリックス。とはいえ、先発投手の完投数はリーグ最少となる「2」だった。それだけに救援陣の負担は大きく、1試合平均の投手起用人数は4.32でリーグ最多。7回・吉田一将、8回・山本由伸、9回・増井浩俊の勝ち継投が奮闘し、救援防御率3.53の好成績を残した結果だった。

ただ、夏場以降は打ち込まれるケースも徐々に増え、8月以降の山本の防御率は6.75、増井は3.48と疲労の色を隠せず。金子千尋、西勇輝がチームを去ったが、来季は救援の負担を減らすべく、先発陣の奮起が待たれる。強固な救援陣を維持しつつ、先発陣を、どう整備するのか。課題は残されたままだ。(週刊ベースボール)

シーズン前の予想で、球速不足を理由にアルバースの起用をワンポイントと断じた週刊ベースボールからの引用。
ドラフト予想でもオリックスへのお薦め選手として楽天ドラフト6位指名の渡辺佳明(明大)を推すなど、オリックス担当のピントのずれた予測が目に付きますが、今回の記事は数字を基にした事実の列記。



信念の希薄さ

分かっていたこととはいえ、
こうやって数字で示されると、済んだ今季の栄誉より来季への不安が増幅し。

完投2つは、ディクソンに山岡。
ディクソンのは、プロ野球記録となる無完投記録82をギリギリで避けるためのもので、
その試合でディクソンが投じた球数は146球
通常先発は100球前後で代えるくせにこの日だけこれだけ放らせたのは(いくら大量リードがあったとはいえ)、明らかに記録更新を避ける意味のもの。

早めの交代に、投手コーチもしくは監督としての信念があるのであれば、記録云々は二の次でその信念を押し通せばよい。
それなのに記録更新目前でのこの球数での完投は、信念の希薄さの証明。



ブルペン陣

端的に言えば、
4月の低迷を脱したのは、山本が中継ぎとして一軍に上がってきたから。
5~6月の好調は、その山本と増井をはじめとするブルペン陣のおかげで、
7月以降の再低迷はそのブルペン陣の登板過多による疲労のため。

リーグ最低打率の攻撃陣と犠打信奉の監督は当てにできず、
ブルペン陣の調子がチームを左右しました。



2014年と2015年

チーム防御率1位は名誉も、思い出されるは2014年に2015年
強力ソフトバンクと互角に戦えたのは、沢村賞受賞の金子と前半戦7連勝の西の働きもあったとはいえ、
やはり、佐藤達也、岸田護、馬原孝浩、マエストリ、比嘉幹貴、平野佳寿らブルペン陣のおかげ。

しかし翌2015年彼らが揃って倒れたのは、2014年の登板過多が主因。

その兆候は2014年もシーズン後半から表れており。



高山郁夫

ほぼ同じ状況の今季。
先発陣の差を考えれば、今年の方が重症ともいえ。

2014年と2018年の共通項は、投手コーチ・高山郁夫

2014年の栄光を知り、
2015年の栄光のあとの蹉跌も知る。
それなのにほぼ同じことを繰り返す

小谷野の退団に、
金子、西、中島の移籍。
そんなことより、こちらの方が何十倍も心配です。




-高山郁夫
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