~オリックス、人的補償で竹安大知を獲得 の巻~
竹安大知
西の人的補償として、阪神から竹安大知を獲得。
24歳の快速右腕です。
私の予想リストでは、竹内は阪神のプロテクト対象選手。
その選手が獲れたわけですから(私的にも)よい指名だったと思っています。
西と金子の二人が今季稼いだ白星は14。
そこを補う新戦力は、ローチに代わる新外国人投手も獲らず、いまのところドラフトで指名した荒西祐大に富山凌雅の二人だけ。
私の個人的第一希望は外野手の江越大賀も、フロント・首脳陣が投手陣を第一に心配するのはいつの時代も当然のこと。
投手は何人いてもよく、たとえば西に金子がいたとしても(となると、この人的補償はなくなるのですが)、竹安を指名したのではないでしょうか。
ドラフト3位
竹安大知。
私の竹内の思い出としては2015年のドラフト。
社会人、鮮ど市場の熊本ゴールデンラークスで都市対抗に出場するも肘を痛めトミージョンを受けた竹内。
にもかかわらず阪神が翌年のドラフト解禁年に敢然と指名。
しかも3位という高い順位で。
当時のドラフト専門誌では、手術明けのピッチャーの上位指名に疑問視の声多数で、私も同感。
しかし、同時にトミージョン明けながらそれだけの高い評価を受けた竹安に興味を持ったのもまた事実。
ただその興味も、オリックス一辺倒の私では長くは続きませんでしたが。
34回2/3、被安打16、防御率1.30
社会人出のドラフト3位ながら、上記の経緯がありリハビリ兼ねてのルーキーイヤー。
プロ2年目には初の一軍昇格で初勝利。
そしてプロ3年目の今年、金本監督最後の試合に先発を任され。
一軍での登板は通算3試合も、竹内の能力と成長を証明しているのがファームでの成績。
1年目:6試合/0勝2敗/7回2/3、被安打11、奪三振1、防御率10.57
2年目:20試合/5勝4敗/78回1/3、被安打71、奪三振53、防御率2.76
3年目:14試合/6勝0敗/34回2/3、被安打16、奪三振25、防御率1.30
1年目はトミージョン明け、
2年目にそのリハビリも終え登板大幅増。
今季の内容はもはや二軍レベルではなく。
実力的にも、防御率12球団トップのオリックス投手陣に十分加われるピッチャーです。
開花
ただ心配なのは故障がちな点。
詳細は不明も、今季の登板数が昨年に比べ減っているのは前半戦2ヶ月ほど登板がなかったため。
1年目は肘でなく肩も故障。
先発、中継ぎ、どちらの起用となるかは不明も、酷使のオリックス。
そこだけが不安です。
24歳という若さに加え、
数字が示す通り、順調に成長を遂げる竹安。
蕾だった阪神時代を経て、ドラフト時阪神が高く評価したその能力がオリックスで開花する日を待っています。
いいピッチャーが、オリックスに加わってくれました。