~オリックス・竹安、移籍後初登板 の巻~
竹安大知
あまりにもの貧打のため、勝敗はもはや楽しみでなくなりつつあるなか、
今日の観戦の楽しみは、竹安大知のオリックス初登板。
2日前の記事にも書きましたが、総合力で勝負するピッチャー。
換言すれば、これといったストロングポイントもない代わりに短所がない。
今日もまさにそんなピッチングで、5回を投げ被安打8・失点2。
なんとかまとめ、試合をつくったという印象。
竹安らしいピッチング
ゆったりとしたフォームから、変化球を低めに集める竹安。
前背番号21の西勇輝のようにホームベースを内から外まで使う技術はまだなく、いまはとにかく低めに。
今日くらい低く投げられれば大崩れの心配はなし。
ストレートはMAX145キロ。
上述の通り変化球を低めに集めますが、イニング以上のヒットを打たれたのはやはりストレートで押し込めないため。
そして、追い込んでからのウイニングショットのなさ。
今日の投球はいろいろな意味で、竹安らしいピッチング。
移籍後初登板とすれば、上出来だったのでは。
5安打
打線の方では三回に一時逆転となる2本の適時打が生まれ盛り上がるも、その直後の一死一二塁、バッター・ロメロの場面でランエンドヒットを仕掛け、ロメロ三振に福田が三塁で刺されチャンス一瞬で消滅。
作戦の意図がよくわかりませんでした。
以降、相手からエラー2つ貰うも活かせず。
終わってみれば5安打。
相手先発の大野も、昨日の阿知羅同様決してよくはみえず、やはりこちらの打線に問題あり。
毎回同じことを書いていますが。
近藤崩れて4失点
同点の八回にセットアッパーの近藤が崩れて4失点。
ここで試合は決しました。
今日の近藤、珍しくストレートが走っておらず、
その生命線にキレがなければこういう結果になるのはやむを得ず。
ただ、与四死球自体は一つ。
しかもビシエドへの死球はユニフォームをかすったもの。
昨日の三ツ俣への四球は近藤の責も、今日は諦めもつきます。
再昇格後完璧なピッチングを続けてきたことによる疲労も否めず。
次の登板で取り返してくれれば。
緊張感が感じられず、強さや恐怖はまったくなく
しかし、中日相手に接戦を落としての連敗…。
落合政権時代の中日は緊張感に溢れており、その緊張感がこちらのミスを誘い。
大人のチームで(野球自体は面白くないものの)とにかく強かった。
それに比べいまの中日は、失策に犠打失敗など緊張感が感じられず、強さや恐怖はまったくなく。
しかし、そんな相手に連敗。
とここまで書いてきて、以下のことに気付きました。
中日ファンも同じことをオリックスに思っているのだろうなと。
鑑みれば、オリックスと対戦するチームすべてがそう思っているのではと。
そして案外、その思い込みが間違いではなくむしろ正しく。