~オリックス、惜別2020①(東明大貴) の巻~
東明大貴
東明大貴:2013年ドラフト2位/通算18勝30敗
2013年のドラフト。
大学・社会人で私が最も高く評価していたのが、富士重工の東明大貴。
重複が確実視されていた吉田一将を単独で獲得しての2位は、ウェーバーでオリックスの前に日本ハムとヤクルト。
1位で内野手の渡邉諒を指名した日本ハムの予想指名は投手で、となると東明か浦野博司(セガサミー)。
日本ハムが指名したのは、東明でなく浦野。
そしてオリックスが東明を指名。
ガッツポーズしたことをいまも覚えています。
10勝
期待に違わず1年目から一軍で活躍し1年目5勝、2年目はプロ初完封含む10勝。
キレのあるストレートに変化球、さらには憎めないキャラクターでチームに欠かせない選手となりました。
が、3年目に肘痛を発症してから成績が低迷。
2019年に技巧派に転向し開幕2戦目の先発を任されますが、結果残せず。
今季はストレートの球速がやや上がったものの、結果としてはそれがどっちつかずの形となった印象。
奇遇にも浦野と同じ年にユニフォームを脱ぐこととなりました。
深いテイクバック
東明のピッチングに関して危惧されていたのは、深く入る独特なテイクバック。
結果的に故障したわけですが、そのフォームがあったからこの弱小チームにおいて二桁勝利を残せたともいえるわけで、これに関してはなんとも言えず。
故障を経ての技巧派東明も個人的には面白く観ていました。
ただやはりピークは2年目。
タラレバは禁句も故障がなければ。
故障に泣かされたプロ生活でした。
笑顔
浦野は通算18勝13敗7セーブ。
オリックス戦で引退登板を行ったのは記憶に新しいところですが、個人的には東明にも最後のマウンドを与えて欲しかった。
東明自身が現役続行を望んでいたという事情はあるにせよ。
その東明、トライアウト経るも吉報届かず。
背番号26は来季から能見篤史へ。
しかし当分、背番号をみると東明のことを思い出しそう。