~オリックス、東明好投するも の巻~
東明大貴
オリックスの先発は東明大貴。
先発陣の離脱を受けてのローテ入り。
二度の手術、リハビリを経てようやく一軍のマウンドに戻ってきた東明は、昨日の松葉よりも私の中では期待度が高く。
復帰初登板ではほぼ勝利を手中に入れていたもののリリーフが打たれて消え。
2試合の登板で防御率は1.59。
好成績の要因は、四死球の少なさ。
11回を投げ与四死球は0。
投手は結局はコントロール。
与四球と対左
5回2/3で降板となった東明ですが、今日も与四死球は0。
術後の苦しい時期を経たからか、
一球一球丁寧に、一球一球無駄にせずというピッチングにみえます。
低めに変化球を集め、今日はインコースもしっかりと攻め切り。
ただ、その東明の課題は左打者の被打率の高さ。
右打者を,111に抑えるも、
左打者には,435。
今日の失点も、左打者に連打を食らったもの。
しかし総じてみれば、好投の部類に入るピッチングでした。
80球
ピンチをつくったわけでもないのにイニング途中での交代は、リハビリ後の状態を考慮して。
前回は79球。
今季初登板の前々回は73球で、今日はちょうど80球。
球数制限があるなかで白星を、となると攻撃陣の奮起(先制点)が必須も、この攻撃陣ではなかなか難しく。
その攻撃陣、今日も完封を食らい。
ここ7試合で3度目、
通算で13試合目の完封負け。
ベンチ・選手ともに、工夫のなさがみてとれます。
宗佑磨
それでも前半はチャンスがあり。
二回、吉田正尚・中島の連打でつくった無死一二塁のチャンスで安達に犠打を命じ失敗。
そして一・三回も先頭打者が出るも強攻策実らず。
その一・三回の攻撃にかかわっていたのが宗佑磨。
初回はストレートに差し込まれてのゲッツー。
その後の三打席は則本のフォークボールに全く対応できず3三振。
伸びあがるように打つため、落ちる球との距離が大きくなりバットは空を切り。
上半身と下半身がバラバラでフォークに空振りする手打ち姿は、昨年までの後藤駿太を見るよう。
ラストチャンスの八回裏、二死二塁で打席が回ってきた宗。
過去3打席をみれば、福良も宗が打てる予感はしなかったはずですが、それでもそのまま打席に送ったのは今後の宗に期待してのものでしょう。
片腹痛い
前半3イニングのチャンスを生かせず。
となると立ち直るのが日本代表クラスのピッチャー。
ギアが上がった則本に、貧打のオリックス打線は全く太刀打ちできず。
8連敗で若手主体に切り替えた最下位・楽天相手に2連敗。
こんなチームがクライマックスだなんて、片腹痛い。