~オリックス・若月、努力の末の倍増 の巻~
努力の末に
オリックス・若月健矢捕手が6日、大阪市此花区の球団施設で契約更改交渉に臨み2000万円アップの年俸4000万円でサインした。
「予想以上に評価してもらえた。開幕のころは試合に出られない時期が続いて、ようやく出られるようになったときに左ハムストリングスをケガしてしまったのがもったいなかった」
今季は114試合に出場し、打率・245、1本塁打、27打点と自己最高の成績。
「まだまだ満足できる数字じゃない。まあまあ。来季は全部の面で今季よりいい成績を残していきたい」
選手会長にも就任した若き司令塔はやる気をみなぎらせていた。(デイリースポーツ)
昨年の躓きを取り返さんと、フェニックス、ウインターリーグに自主参加。
体を苛め抜いた末の倍増。
努力が必ず報われるわけではありませんが、
喜べるのは常に努力した者だけ。
正捕手・若月健矢
跳躍の前の屈膝。
昨年をそう呼べるのは今年の飛躍があったから。
開幕2カード6試合でスタメンマスクを被ったのは、伊藤3試合に若月3試合。
伊藤に若月、ライバルの二人は互角のスタートを切るも、
伊藤が犠打失敗などミスを重ねて4月末には勝負あり。
シーズン途中に伊藤を放出する決断ができたのは、若月の成長に確信を持てたから。
リード面は安心して観れ、その配球には意図がうかがえる。
課題の打撃はシーズン後半に大爆発。
若月健矢。
いま、間違いなく、オリックスの正捕手。
担う
集団ヒステリーにも似た昨年の批判にも耐えるだけの精神力があり、
それを見返し黙らせるだけの意地もある。
来季から選手会長に就任するなど、若いながらも人望もあるようで、
今後のオリックスを担う人物であることは間違いなし。
ただ、ベストナインで一票も入っていないように、オリックスファン以外にはほぼ認知されておらず。
来年ははっきりとした数字が欲しいところ。
チームが強ければ、捕手は自然と評価されるのですが…。
一縷の望みも
西の阪神入りがどうも決定した様子。
DeNAにソフトバンクが外れ、
オリックスと阪神の一騎打ちに、一縷の望みを抱いてはいましたが…。
金子の移籍騒動が複雑怪奇で権謀術数に満ち(たように思われ)ていた分、
西のごく普通の交渉がなぜか正々堂々に思われて。
本決まりのときに西の思い出を書きたいと思っています。