~オリックス、ブルペンデーで1安打完封 の巻~
ブルペンデー
開幕カードの西武とのオープン戦。
開幕3戦目登板内定の山岡を隠すために前日の巨人戦に回し、先発陣の順調な調整により登板機会がなかなかない中継ぎ陣によるブルペンデーで西武と対峙。
ヒギンス→能見→黒木→鈴木優→吉田凌→阿部翔太→富山→金田→中田惟斗→山田と、結果10投手の継投で西武打線を1安打シャットアウト。
試合も5‐1と接戦をものにし、西武相手に勝利。
開幕重視
西武は宮崎の非公式戦でもオリックス相手に開幕投手の高橋をぶつけ、この日先発の平井も開幕3戦目の先発予定。
それに比べてオリックス側は西武を意識した戦いぶり。
開幕カード、スタートダッシュを重視しているのがよく分かります。
西武側も山岡は見れずとも、リリーバー、特に新戦力の能見に阿部、トミージョン明けの黒木に触れたのは大きい。
しかし、先発がしっかりと仕事をすれば出番がないのがリリーフ陣。
山本に宮城、山岡。
仕事ができるピッチャーが揃っています。
能見と阿部
金田が1本打たれましたが、その金田も含めて皆、らしいピッチングができていました。
その中でも能見と阿部。
能見はいつも通りの安定したピッチングを披露。
変化球のキレも制球もよく、もはやチームにブルペンに欠かせない存在に。
そしてルーキーの阿部翔太。
この試合のマックスは147。
真っすぐに伸びがあるため、決め球のフォークボールが活きてきます。
しかもそのフォークの制球に不安がない。
防御率1点台
これでオープン戦の防御率は12球団唯一の1点台。
12球団最多の10試合を戦ってのものゆえ、非常に価値が高い。
昨季リーグワーストのブルペン陣に不安は残りますが、ブルペンデーでのこの偉業一歩手前の結果が彼らの自信となってくれれば助かります。
若月健矢
攻撃陣は散発4安打も、紅林のスリーランもあり計5得点。
数字は気にするなと言われながらもやはり結果は欲しいもの。
ベンチに還っての紅林の笑顔がそれを表しています。
紅林の本塁打ももちろん嬉しいですが、相手ミスにつけ込んでの2点の方が実は嬉しい。
貴重な犠飛を放った若月健矢。
影が薄くなりつつ背番号。
しかし、ブルペンデーを、最後まで計10人の投手を任されたということが若月がチームに必要とされている証。