~オリックス・若月、努力が報われる! の巻~
厚い雲と大粒の雨
夢か現か、昨日の報が事実であれば、次期監督をめぐって大迷走を始めた感のあるオリックスフロント。
長村が次期監督候補について「数人」と語っていることから、
今後も幾人かの名前が上がってくると思います。
私的には、
既定路線である田口で問題ないと思っているのですが…。
今日のロッテ戦は関東最後の試合。
天を覆う厚くて黒い雲は、
来季のオリックスを暗示しているようで、
降り注ぐ大粒の雨は、ファンのいまの心境を表す、まさしく涙雨。
49分の中断
オリックス先発は山岡泰輔。
投げてみなければ分からない不安定さはありますが、
はまったときは危なげのないピッチングを披露。
今日は後者で、初回の大量援護もありすいすいと。
しかし、
大雨で足を取られ、
さらには途中49分の中断もあり投手にとってはかなり過酷なコンディションでした。
よく辛抱して投げてくれました。
これで7勝12敗。
来季は勝ち負けを逆に。
覚悟と矜持
8回130球でお役御免となった山岡。
大差がついているからこそのこの球数でしょうが、週1回の登板であれば先発にはこれぐらいは投げてもらわないと。
7回くらいで降板となっても「今日は長いイニングを投げられたので…」云々といったコメントを西や山岡のエース候補の口から出ていましたが、先発ならばマウンドをだれにも譲らないくらいの覚悟が欲しい。
昭和であろうが平成であろうが、
グラウンドで最も高い位置に鎮座する投手にはそれくらいの矜持が必要。
巨人・菅野にはそれがあり、
西、山岡もそれをもつべき投手だと思っています。
もちろんそれは本人だけの問題でなく、
早めに代えたがるベンチがこのような考えを自然と植え付けたともいえますが…。
5打数5安打
先発全員安打のオリックス。
そのなかでも白眉は若月健矢。
5打数5安打の大当たり。
もともとリード面は高い評価を受けており、課題は打撃でしたが、
これで打率も,250超え。
高橋慶彦にバスター打法を学び、
下山真二と神主打法に取り組むなど、打撃向上に対する意欲も上々。
昨季の躓きを覆さんと、フェニックスリーグ、ウインターリーグに参加を希望し、オフも野球漬けだった若月。
汗と土にまみれたその努力がいま、報われつつあります。
嬉しい限りです。