~オリックス・山田、ラストチャンス活かせず の巻~
先発・山田
今日の敗因は、先発に山田を起用したことでしょう。
前回KO後、山田の次回登板を聞かれて「ない」と明言した福良。
しかし、
西の骨折、松葉の不調もあり、
山田に泣きの一回を与えましたが、結果は伴わず。
ある意味わかっていたこと。
これは使った福良が悪い。
お約束通り立ち上がりに失点を許し、
フォアボールこそなかったものの、
その分甘く入った球を弾き返される。
結果3回5失点で三度ノックアウト…。
かなり厳しい内容です。
ラストチャンス
9月5日スポーツ報知の記事より。
6日のソフトバンク戦に先発する8年目の山田が、今季初勝利をかけて“仮想打線”と対戦した。
柳田やデスパイネら各打者に応じた配球チャートを自ら作成し、舞洲でその組み立て通りに投球練習を行った。
今季3試合に先発して2敗の左腕は「傾向はつかめた。ラストチャンスと思ってやるしかない」と闘志。
傾向をつかんだうえでのこの投球。
正真正銘のラストチャンスをものにすることはできませんでした。
山田にせよ、山崎福也にせよ、
幾度も与えられるチャンスをフイにしてばかり。
山田に関しては昨年プロ初勝利を含む2勝をあげたものの、
また後退した印象。
なんとか奮起を願うのですが…。
そんななか最終回に、比嘉が復帰登板。
この嬉しいニュースに関しては、明日書く予定です。
二番打者の多様性
昨日一軍登録した岩崎を、今日は二番でスタメン起用。
いつも思うのですが、
福良は二番を軽視しすぎです。
以前も書きましたが、二軍でも二割届いていない吉田雄人の初スタメンも二番。
今日の岩崎もそう。
打が弱い選手を二番に据える昭和型の起用に、心の底から腹が立ちます。
二番打者が、福良の求める二番としての役割を果たすのは、
たぶん初回の攻撃だけ。
その後は、チャンスメーカーになったり、クラッチヒッターとなったり、機に臨んでその役割は変化していきます。
その多様性に、福良自身が気付いていない。
だからあれだけの破壊力を誇った、二番・吉田正尚をあっさり撤回する。
正直、今日はスタメン見た時点で、敗北を覚悟しました。
そしてその通りになりました。
10勝32敗
点差通りの力の差をみせつけられ、
これでソフトバンク戦は6連敗で、対戦成績は5勝15敗。
ファームはより悪く、5勝17敗。
上も下もいいようにやられまくっています。
一二軍合わせて10勝32敗。
借金22。
これがいまのオリックスとソフトバンクの差です。
また半年経てば、2018年のシーズンがやってきて、
同じリーグのライバルとして戦わなければいけない相手。
その差を埋めるためには、
尋常ならざる練習が必要ですが、その覚悟はたしてありやなしや。
いつの間にか二桁本塁打を打てるようになった今宮。
オールスターにまで選ばれたプロ4年目の若武者・上林。
打に進歩のみられない安達や、
同じく高卒4年目の園部の低迷をみるにつけ、
オリックスバファローズ自体がいかに生ぬるいかを、感じずにはいられません。
たぶん、
いまのままでは、その差は一生縮まらないでしょう。
悲しいことですが…。