~オリックス、若手躍動の2連勝! の巻~
若手躍動
連敗を4で、
延長戦での連敗を7で、
誤審から始まったソフトバンク戦の連敗を4で止めた昨日の試合。
指揮官の迷走を若手が救っての勝利。
この白星を活かせるかは今日の試合にかかっていました。
結果から言えば、6-4で見事勝利。
本日も若手が躍動。
底はようやく抜けた感じです。
西村、若月、伏見
上林の先頭打者アーチで先制されるも、吉田正尚がその上林の頭上を越える同点弾をテラス席に放り込み、即座に追いつく。
再び勝ち越されての四回、
二死から福田が四球を選び満塁で、
西村タイムリー、若月走者一掃のツーベースで一挙4点。
五回に欲しかった追加点を稼いだのは、昨日意図不明の代打を出された伏見。
若手の活躍で、試合を有利に運びます。
我慢
西村にしても、
宮崎、杉本にしても、
福良の目指すスモールベースボールからはやや外れた選手。
ゆえに、一度のミスや少しでも調子が下降気味になるとファームに落とされることに。
このカードでもありましたが、外野守備でミスをすることもありますが、
しかし、彼らはバットで取り返すことができる選手たち。
実際彼らのバットで幾度も勝利を呼び込みました。
欠点も目立つ彼らを我慢して起用し育てていくことが、今後のオリックスにとって必要なこと。
走攻守平均60点の選手が何人いても、それは60点です。
7月18日以来
先発の松葉は5回3失点。
今季初勝利。
内容はいまひとつも、今季苦しむ松葉にとってこの勝利がいいきっかけとなれば。
鬼門の八回、
自らのミスでピンチを招いた山岡がなんとか1点で凌ぎ、
最後は抑え失敗が続いていた増井が、7月18日以来のセーブを挙げ逃げ切りました。
これで増井は24セーブ目。
よく頑張ってくれています。
山田修義
西村、伏見、若月と若手野手の活躍が目立った今日の試合ですが、
私の中で最も印象に残ったのは、六回に登板した山田修義。
立ち上がり悪い山田の中継ぎ起用、
というよりもっと厳しくいえば、一軍昇格自体にもいくらかの疑問符を抱いていましたが、
この3連戦、全てで好投。
特に今日の柳田との対決には、称賛しかありません。
球界最高打者の柳田に臆することなく、しっかりと腕を振って、
アウトロー、同じところにスライダーを4つ続け、そのうち3つで空振りを奪い三振に斬ってとる。
今シーズンこれまでを振り返っても、これほど完璧なピッチングをした投手はいなかったのではと思うほど。
ほんとに、素晴らしいピッチングでした。
山田修義。
土壇場の男の意地を痛烈に感じた、スライダー4つでした。