祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

山本由伸

~オリックス・山本由伸、プロ初完封! の巻~




山本由伸、プロ初完封

九回二死、マウンドにはオリックス先発の山本由伸
パリーグ首位打者の森友哉をバックドアで見逃し三振に斬ってとり、プロ初完投初完封
9回124球、被安打5・奪三振11・与四球2。
12球団最強打線の西武からの完封劇は、圧巻の一言。

初回、先頭の秋山から三者連続三振
大きなカーブに不規則なフォーク。
ここに150超のストレートが加わり、西武上位打線が手も足も出ない完璧な立ち上がり。

しかし、
そんな山本に訪れた、三回無死満塁の大ピンチ



山本の力投、若月の好リード、小田の好返球

ここで打席に立つは、しぶとい源田。
その源田をキレのある変化球2球であっさりと追い込めたのが大きかった。
変化球4球続けたあと、最後は155キロのストレートに源田振り遅れ、空振り三振でワンアウト。

続く外崎の打球はライト狭いファールゾーンへのフライ。
少し重心後ろ寄りでその飛球を捕った小田、ワンバウンドのストライク返球
主審の判定はセーフもリクエストで覆り、併殺完成。

山本の力投、若月の好リード、小田の好返球
全てがかみ合っての無失点。



大砲不在のピストル打線

しかし、このいい流れを活かせないのもオリックス。

吉田正尚がスタメンを外れ、大砲不在のピストル打線
それでも初回、二番に抜擢された後藤駿太が四球を選び、大城のセンターオーバーのツーベースで先制

が、それ以降チャンスはつくるももう一本が出ない。
個々の能力の問題はもちろんあれど、,270の三番打者に二度も犠打を命じていては入る点も入らない
山本先発のときには犠打偏重が酷くなる西村。
山本には一点あればとの思いが西村に強すぎ、結果として非効率な犠打に走る。
ここを改めない限り、山本が楽に投げられる日は来ません。



エースの風格

今日も無援護の山本ですが、
三回の無死満塁のピンチを脱してからは5イニング連続でヒット打たれず。

1点リード、山本に頼るが勝利への近道。
そんなベンチ・ファンの期待に応える山本由伸。

1点差で西武打線。
常に緊張感漂う中での快投。
まさに、エースの風格



後藤駿太、値千金の今季第一号

九回表二死一二塁のラストチャンス。
バッターは、本日2安打の後藤駿太

八回のライト前は火の出るような当たりでしたが、この打球はそれに角度が伴い、打った瞬間、値千金の今季第一号
打球に見惚れ、バットフリップのカッコよさにも見惚れ。

前カードの広島戦、上下半身の連動が上手くいっていた後藤。
そこをしっかりと評価し二番に抜擢した首脳陣の慧眼。
そしてその期待に応えた後藤。

厳しいことをずっと書いてきましたが、
この打撃ができるのであれば、レギュラー当確。



吉田正尚の使い方

欲しかった追加点が一挙に3点入って、勝負あり。
これで今季初の5連勝
投打がかみ合った最高の勝ち方で、リーグ戦リスタート初戦を飾りました。

ただ、上述の犠打癖と吉田の代打のタイミング、サード安達の判断の甘さは反省材料。
チーム一のバッター・吉田正尚を敬遠みえみえの場面で使う愚
極論いえば四番に入った中川の場面で吉田を起用してもいいわけで、とにかく勝負せざるを得ない場面で切り札は使わないと。

そして、その四番・中川圭太
四番というだけでプレッシャーがかかるのに前の打者大城に犠打をさせればさらに重圧は増し。
吉田が休みならば数字的に四番は中川しかいませんが、まだルーキー。
責任的に難しい打順も、それでもできるだけ楽に打席に立たせてあげて欲しい。

今日の勝ちは、西村の采配ミスを選手がカバーしたものです。



今季最高の高揚感

6連勝をかけた明日の先発は榊原。
同期のプロ初完封を憧憬で眺めて終わるはずはなし。

打線の援護、これに尽きます。

5連勝。
もう一週間負け知らず。

今季最高の高揚感
まだまだ終わらない。



-山本由伸
-, , , , ,