~オリックス・山本由伸、51日ぶりの勝利! の巻~
山本由伸
先頭の中村から初回3四球を与えた山本由伸。
二死満塁からの松田へもスリーツー。
外寄りの球を弾き飛ばした打球はいい当たりもセンター中川のグラブに収まりなんとか無失点。
ここを凌げていなければ相手は千賀、正直、終わっていたのでは。
ライバル千賀との投げ合いという相乗効果もあったか、この後は安定したピッチングを披露。
初回の球数30球超。
六回で100球超えるも、エースの矜持。
七回まで投げ抜きました。
伏見寅威
51日ぶりとなる白星。
ローテ一回飛ばしてまでして週頭の火曜にもってくるも結果残せず。
エースがこれだけ勝てなければチームが低迷するのもやむなし。
今日の女房役はいつもの若月でなく伏見寅威。
中嶋新体制後、左腕の相手を務めるのは伏見。
そのリードが認められ、勝てない山本の相手役にも任命されました。
二回以降は違和感もなく、山本の久方ぶりの勝利を導いた伏見。
直球系で押していた若月に比べてカーブを多投。
緩急を活かす好リード。
吉田正尚
六回突如崩れた千賀。
先頭の大城にストレートの四球、二番・西野にもストライク入らず8球連続ボールで四球。
ここで三番・中川のバントが三塁線上で止まって無死満塁。
続く四番の吉田正尚、150キロ超のストレートをきっちりセンター前にもっていく先制打。
結果としては大きな意味をなした中川のバントヒット。
しかし、これがもし犠打のサインだったのならば8球連続ボールの後の初球に犠打はもったいない。
伏見も代打福田ストレートの四球(押し出し)後の初球を打ちにいきましたが、こちらは四球の後の初球を狙うのはおかしなことではなく。
連続零封
八回はヒギンス、九回はディクソンが抑え、継投完封で苦手ソフトバンク、苦手千賀を攻略。
球界を代表する投手の一瞬の乱調につけ込みワンチャンスをものにする。
戦い方としては強者のそれ。
同じく苦手のロッテ戦から連続零封。
点を取られなければ負けません。
七回の吉田の2打席連続のタイムリーに続き、八回はスクイズ。
追加点も効果的で、こういう試合をみせられると一部の野球評論家が言うように、このチーム決して弱くないんだよなと(強いというわけではない)、思ってしまいます。
中嶋体制、5勝5敗
ソフトバンクの8連勝を止めたといえど、そのなかの3つに貢献しているわけで喜ぶ気にはなれず。
それよりも、これで中嶋体制5勝5敗。
若手を育てながらもなんとか五割をキープしてくれれば、来季への希望が生まれます。
よろしければ一押しお願いします。