~オリックス、野手自滅でまた山本で勝てず の巻~
身内
一週間後にシーズン開幕。
先発はもちろん開幕投手の山本由伸。
山本に関しては、ずっと問題なし。
強いまっすぐに、そこから少し曲がるカットを武器に5回/87球・1失点。
にもかかわらず、千賀と並ぶNPBトップクラスのピッチャーが今日も勝てない。
これで山本の投げた試合はオープン戦3戦全敗。
その原因は敵にあらず身内にあり。
走塁死
右打ちゴロ打ち。
時代遅れの当てにいくスイングで凡打の山を築いていた昨季までとは違い、太田をはじめとする若手野手は強いスイングを心がけています。
その結果、チーム打率はオープン戦3位と健闘するも、欲しいところで点がなかなか入らない。
初回モヤのセンター前のタイムリーで一走・太田が三塁を欲張ってアウト。
二走は俊足の佐野ということを考えれば、囮になる必要もなく単に判断ミス。
最終回も吉田の左飛に一走・山足が戻れずゲームセット。
自分の走る方向への打球、判断はできたはず。
走塁死で自らチャンスの灯を消し。
三塁・福田周平
ピッチャーの足を引っ張るは走塁のみにあらず、守りも。
大山の勝ち越し打も三塁どうかなという守備でしたが、大事な最終回に三塁・福田周平がフィルダースチョイス。
昨季から三塁を守っているわけで慣れぬポジション云々は理由にならず。
福田の守備の印象としては毎試合なにかしらの守りのミスをしている気がするほど。
出塁率の高い福田がスタメンに名を連ねると攻撃力の大幅アップは確実。
しかし、もともと守っていた二塁は太田で決定で、今季から挑戦の中堅も佐野がレギュラーを掴みそう。
となると三塁ということになるものの、それがこれではなかなか厳しい。
緊張感
相手を上回る10安打を放つも1得点。
失策ゼロも、走塁死含めて記録に残らないミス多々あり。
負けて学ぶことよりも勝って学ぶことの方が数段多い。
毎年スタートダッシュに失敗し開幕早々に優勝争いから脱落。
気も抜け勝ちにこだわる野球がいままでできていなかったことがこのような凡ミス多発の主因。
絶対優勝などは望まずも、若手育成のためにも、今季は緊張感の中で長くプレーをしてもらいたい。