祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

山本由伸

~オリックス、至高の投手戦はスコアレスドロー の巻~




いい投手がいいピッチングをすれば打てないのが野球

ロースコアのゲームは投手戦と貧打戦の二つあり。
先発強固で打線貧弱なオリックスではロースコアの戦いになりやすく、貧打と失策で自ら白星を手放すこと多々。

この試合も計2安打。
しかし相手先発の則本の状態を考慮すれば、決して貧打で片付けられず。

このイニングが最後となった八回、先頭の伏見への決め球152キロのアウトローストレート。
手が出なかった伏見の表情が物語っていたように、いい投手がいいピッチングをすれば打てないのが野球



NPBナンバーワン投手

最高の投球を見せた則本と互角以上のピッチングだったのが山本由伸

150超のボールをカット、ツーシームと微妙に動かされては打者も太刀打ちできない。
当然に九回のマウンドにも上がり、9回/96球の完封劇

初回一死三塁、九回一死二塁のピンチに逃げず、強い真っすぐで押し込めるのが山本の凄さ。

贔屓目抜きで現NPBナンバーワン投手



紅林弘太郎

則本に2安打に抑えられた打線。
一本は吉田正尚、一本は紅林弘太郎

紅林が則本と対峙したのは三打席。
二打席目は変化球にタイミングを崩されながらも割りのところで一拍待ててセンター前ヒット
一打席目と三打席目はストレートを(やや差し込まれながらも)捉えていい当たりの外野フライ。

開幕投手の緊張がようやく解けたことで悩まされてきた守備が安定。
それによりプレシーズンマッチで輝きを放っていた打撃も復活傾向。
いや復活というよりもさらに進化といった方が相応しい。

一軍に欠かせぬ存在となってきました。



チャンスに強いT、左に弱いT

そして九回裏。
則本に代わってクローザーの松井。

二死から杉本、モヤの代打ジョーンズにストライク入らず、8球連続ボールの2連続四球。
続く打者はチャンスに強いT
しかし左投手に弱いT



T、真っすぐを見逃す

Tにも2球続けてボールでこれで10球連続ボール
11球目にようやくストライクが入るも、ここはウェイト。
2-1となっての4球目、ここがこの試合の勝負を決する大きな場面。
しかし、T、真っすぐを見逃しストライク

これで落ち着いた松井、変化球を投げる余裕が生まれ、その変化球にTは手が出ず見逃し三振。

今季のTがチャンスに強いのは積極性の賜物。
4球目の見逃しが痛く、ここは真っすぐ一本で遮二無二振っていってほしかった。



至高の投手戦

これで3試合連続の引き分け
借金のあるチームに引き分けはプラスにはならずも、まだシーズン長く貯金するような展開となればこの3引き分けも活きてきます。

ロースコアのゲームは投手戦と貧打戦の二つあり。
この試合はまさしく前者。

最後一点取って勝っていれば最高の試合でしたが、それでも十分に満足のいく0-0、至高の投手戦でした。




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