~オリックス、怒涛の7連勝で2位浮上! の巻~
杉本の先制弾
鈴木に10球粘られ、浅村に9球投じて四球を与え、初回計31球。
先発の山本由伸の調子がどうこうより、楽天の気合を感じた一回裏の攻防。
この初回の投球で継投が確実となり、チームのリリーフ事情を考えれば是が非とも欲しいのが先制点。
そんな中で飛び出した、二回表の杉本裕太郎の先制弾。
ライトフライと思われた打球がライトスタンドに。
風に乗ったとはいえ、そこまで運んだのはまさしく杉本のパワー。
猛攻
三回には猛攻。
一死から福田が四球で出て、スチールからの宗のタイムリーヒットという効率的攻撃で2点目。
吉田倒れて二死となって、またも杉本が左中間を破るタイムリーを放ち3点目。
更に攻撃やまず、五番・モヤが低めの球を掬ってツーランで5点目。
もう一本出ないのがオリックスの泣き所でしたが、その面影いまやなし。
選手が自信に溢れています。
山本由伸
この5点で楽になった、山本由伸。
カーブを効果的に使い、6回/104球・2失点。
山本が山本のピッチングをすればそう簡単には打たれません。
これで4連勝となり、ハーラートップに並ぶ7勝目。
NPBナンバーワンピッチャーがいる喜び。
澤田の復帰とヒギンスの復調
七回から継投に入ったオリックス。
山本の球数考えればあと1イニングは投げてもらいたかったところ。
澤田圭佑がマウンドに上がりましたが、この交代劇はそれだけ澤田への信頼が厚いことの証でもあり。
その澤田、槍投げの槍のような真っすぐを武器に無失点。
八回はヒギンス。
こちらも真っすぐとチェンジアップを軸に無失点。
澤田の復帰とヒギンスの復調。
そして真っすぐが戻ってきた平野。
オリックス懸案のリリーバー問題がここにきて解消されてきたのは、実に大きい。
怒涛の7連勝
この試合、チャンスを幾度も潰したのが、主砲の吉田正尚。
昨年までならば吉田打てねば九割負けのチームが、吉田抜きでのこの完勝劇。
チームの成長を感じずにはいられず。
交流戦明け初戦も制し、これで怒涛の7連勝。
借金生活時に順位に一喜一憂するは無意味も、貯金生活に入れば順位が気になるのは当然のこと。
シーズン3か月過ぎてソフトバンクを抜いて2位。
更に首位とは1ゲーム差。