~オリックス・山本由伸、11連勝&14勝目で首位と2.5ゲーム差! の巻~
山本由伸
長いトンネルを抜けた先は本拠地・京セラドーム。
京セラ8連戦の初戦を託されたのは、エース・山本由伸。
ここ最近の印象としては山本でしか勝っておらず、山本がいるからこそ追い込まれてもファイティングポーズをとり続けられるわけで。
相手は先週完封負けを喫した今井。
相手にとって不足はなく、むしろここを叩けば西武のローテを考えれば3タテの可能性も。
それだけにこの初戦は非常に大きな意味をもちます。
ジョーンズ一時帰国
試合前、ジョーンズ一時帰国の報。
代打としての活躍は抜きんでたものがあり、チームにとって大きい痛手。
離脱といえば、山岡泰輔が手術のため今季絶望。
一部からエースと称された山岡も、現状、山本、宮城、田嶋の後の四番手。
今季はほとんど仕事らしい仕事もしておらず、こちらの穴はそこまで大きなものでもなく。
怪我人がいなかったのがいまの位置にいる要因の一つも、五輪休暇以降大城の怪我から一気に発生。
さすがに、ジョーンズの離脱で打ち止めであってほしい。
球団最速500奪三振
序盤思ったところにコントロールできていなかった山本ですが、失投が失投にならないだけの球威とキレがあり、山本自身首を傾げながらも三振を積み重ねていきます。
中盤からはしっかりと立ち直り、8回/被安打5・奪三振11・失点0の快投。
通算500奪三振は球団最速とのこと。
さすがエース、これぞエース。
一週間前の西武戦は悪いなり、今回は山本の力を十分に発揮したピッチング。
どちらも無失点ながら、内容は大きく異なります。
3連打で先制
あとは援護も、三回まで無得点。
初回、先頭の福田が出塁。
一点が欲しいばかりに宗に犠打をさせるかとヒヤヒヤしましたが、さすが中嶋、そこまで焦っておらず。
四回に杉本、T、モヤの3連打で先制。
なかなか出ないモヤのヒットがいい場面で出てくれました。
Tのヘッドスライディングはチームを鼓舞する意味を込めてでしょう(Tに関しては2打席連続の見逃し三振でみそを付けましたが)。
紅林の一発
そして五回に紅林に一発。
二打席ともやられていたのは外への変化球。
三打席目、甘く入った変化球を捉えた打球は弾丸ライナーでレフトスタンドまで。
2打席連続三振を気にしていないかのような、肝っ玉の据わったスイング。
「紅林の17球」の次の日から中嶋は紅林を三番に起用。
三番に置きたくなる中嶋の気持ち、よく分かります。
4点は山本にとって十分すぎる援護。
紅林のツーラン以降は安心して観ていられました。
これで山本由伸、11連勝で14勝目。
同チームのライバル・宮城も蹴落とし、投手三冠一直線。
本拠地8連戦
オリックス勝ち×ロッテ引き分けでマジック点灯阻止しゲーム差4→3.5。
オリックス勝ち×ロッテ負けでゲーム差3.5→2.5。
今シーズンの分水嶺となるであろう本拠地8連戦は白星スタート。
あとは、山本以外の投手でどれだけ稼げるか。