祈優勝! オリックスバファローズ

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山本由伸

~パリーグ優勝のオリックス・山本由伸、沢村賞&MVPダブル受賞 の巻~




MVP

1位票283、2位票1、3位票1と、圧倒的得票数でパリーグMVPに選ばれた山本由伸。
WARでもダントツの数字を残しており、首位打者の吉田正尚、本塁打王の杉本裕太郎いれど、まさに当然の一択。

最優秀防御率、奪三振王と打線の影響のないタイトルのみならず、チーム成績に直結する最多勝、最高勝率も獲得。
WHIPは3年連続で1.00を切り今季は驚異の0.86、奪三振も大台の200を突破(208)。

投げるボールは既にNPBトップレベルでしたが、五輪金メダルにオリックスのパリーグ制覇&日本シリーズで、野球ファン以外にも名が浸透する選手へと駆け上がりました。



リーグ最多の投球回数、先発登板数

先発投手タイトル総なめの投手五冠はもちろん素晴らしいことながら、それと同じくらい高く評価したいのは投球回数193.2、先発登板数26がリーグ最多を記録した点。
一年通して離脱することなくローテを守り切った証で、これは山本自身初のこと。

一週間に一度きっちりと、白星が計算できる山本が先発のマウンドに立ってくれることが、チームにとってもファンにとってもどれだけありがたく心強かったことか。

オリックス、25年ぶりのパリーグ制覇に果たした山本の役割は、チームナンバーワンです。



沢村賞

日本シリーズの最中に発表されたのが沢村賞
こちらも山本由伸が受賞。

堀内恒夫委員長曰く「数字を見ると、他の投手と比べようがないくらい突出している」。
全会一致での初受賞となりました。

沢村賞の選考基準は15勝、150奪三振、10完投、防御率2.50、200投球回、25試合登板、勝率6割の7項目。
完投数(6)、投球回数(193回2/3)の2項目を除く5項目をクリア。
しかも勝利数、奪三振、防御率、勝率は基準を大きく上回っており、満場一致も当然でしょう。



リーグトップの完投数6

山本の完投数6はリーグトップ
それでも沢村賞基準の10に遠く及ばず、投手分業制が確立されている昨今の状況を鑑み、沢村賞選考基準の見直しの声も上がっているようですが、7項目すべてのクリアが受賞の必須条件ならばともかくそうでない以上、改める必要はないでしょう。

実際、2018年の菅野(巨人)、2020年の大野(中日)がクリアしており、決して手の届かない数字ではありません。



さすがエース

それに完投数の減少の一因には首脳陣の辛抱不足(とそれに伴う先発投手の勘違い)があり。
先発投手の一指標であるQSは中4日が主のMLBのもので中6日のNPBにそのまま移行できるものではなし。
また、エースと呼ばれる投手ほど後ろの投手に負担をかけない完投にこだわりが強いもの。

シーズン最終戦での完投(完封)や、志願して九回のマウンドに上がった日本シリーズ第6戦など、山本にはさすがエースと呼ばれる振る舞い、覚悟、そして矜持がみられます。




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