~オリックス、対ロッテ15勝9敗1分け! の巻~
15勝9敗1分け
2点リードの九回表。
二死からディクソンが連打を浴びバッターは長距離砲のレアード。
一発出れば逆転の場面も、相性のいいロッテ相手だと最悪の事象は起きず。
ナックルカーブを見せ球にしてのストレート勝負で空振り三振。
ロッテ相手に2連勝で、今季の対戦成績15勝9敗1分けと大きく勝ち越しました。
京セラドームで10勝3敗。
なかなか地の利を感じることがないチームにしては珍しい数字。
そういえば今季は本拠地京セラで29勝22敗4分けと勝ち越し。
ロッテ戦で稼いだ貯金と同額ですが、それでも十分。
西浦のレーザービーム
初回から鈴木大地に犠打と消極的な井口の攻めに助けられた山岡。
助けたのは井口のみにあらず、(珍しく)味方の野手陣も。
五回の西浦のレーザービームと七回の宗のフェンスにぶつかっての好捕。
2つとも素晴らしいプレー。
特に西浦の補殺は少しでもずれていればセーフで無死一三塁。
白星を掴んだ好返球と言っても過言ではなし。
最高勝率
その好プレーを呼んだのは、山岡自身の好投。
走者がいない場面では足の上げ下げをいつも以上にゆっくり行い、打者のタイミングを微妙にずらせていました。
これで12勝目。
次勝てば最高勝率投手の基準に達し、タイトル初獲得に。
好投では足りず、勝利が必須条件。
一週間後の京セラでのソフトバンク戦が最終登板。
そこ一発勝負。
バスター
接戦を制した一因は、三回裏の安達のバスター。
無死二塁。
リーグ最多の犠打を誇るオリックス相手にチャージをかけてきたロッテ。
そこで裏をかいてバスターに転じた西村に安達。
打球は止まったファーストの正面に行くも、焦った井上の送球ミスを誘い野選で無死一三塁。
なぜ思考硬直し犠打を意固地にしたがるのか常に疑問ですが、
その思考硬直が相手ベンチにも浸透した結果チャージが増え、だからこそバスターの成功率は高くなるはず。
こういう臨機応変な采配が来季続投の最低条件です。
そして、それを決めた安達もさすが。
西村続投
岸田引退と同じくして流れた西村続投報道。
本日湊球団社長が記者会見を行い、西村の続投が正式決定しました。
これに関してはまた別日に。
ですが、
セリーグは巨人が優勝。
高橋由伸が3年間結果を残せず、原辰徳が戻ってきた直後にペナント奪還した事実。
パも西武がマジック3と優勝間近。
こちらも辻発彦が監督就任後、2位→1位→1位ないし2位と、伊原・田辺時代がいったいなんだったのかと思うような好成績が続き。