~オリックス・山岡泰輔、復調も3発に沈む の巻~
自力CS消滅
前回ソフトバンク戦での試運転を経て、山岡泰輔が復帰後2度目の先発のマウンド。
苦手のソフトバンク戦を回避しお得意の楽天戦に回るも、浅村の2打席連続含む3本塁打に沈み、負け。
チームワーストタイの借金19、66試合目で、自力優勝ではなく、自力CS消滅。
シーズン中盤で目標を失うのは毎年のことでもう慣れっこ。
というか、今季はロッテに6タテ食らって10試合弱で終わりました。
山岡泰輔
先発の山岡は前回に比べだいぶ良くなっていました。
脇腹の違和感も消えたようで、小さな体をフルに使って投げる姿は昨年までのもの。
浅村の本塁打はいずれも高め。
決して失投と片付けるほどのボールではありませんでしたが、相手は日本トップクラスの打者。
もっと繊細に丁寧に投げていれば1本は防げたのでは。
復帰2登板目で100球超え。
これでリハビリは終わり。
これからは自分ではなく敵との戦いになります。
五番・福田周平
打線はジョーンズが疲労考慮でスタメン落ち。
代わって五番に入ったのは福田周平。
いま、吉田に次いで振れている選手ながら、タイプ的にはチャンスメーカー。
吉田の後ではその個性は活きないし、怖さもない。
打線の中核を担うはずだった、ジョーンズ、ロドリゲス、T、中川が期待を裏切り、今年もまた吉田正尚が孤立。
そのなかでのハイアベレージは、数年にわたるある種の諦観が育んだものか。
六回、代打・ジョーンズ
1点ビハインド、六回一死一三塁、バッター・小田というところで動いた中嶋。
やや早いながらも、代打にジョーンズを送ります。
前監督の西村とは勝負所を察知する嗅覚が違います。
そのジョーンズ、高めの落ちきれないフォークを打ち上げファーストファールフライ。
初球凡打に珍しく感情を露わにし。
ただその直後、大城が右にもっていっていったんは同点に。
配球を考えているのか
浅村の2本目で突き放され、1点ビハインドで迎えた九回表。
二死から、相手のエラーと代走佐野のスチールでランナー二塁。
打席に向かうは、何番に入ろうが必ずチャンスが回ってくるT-岡田。
同じタイミングでネクストバッターズサークルに若月でなく杉本が向かい、相手ベンチにプレッシャーをかけます。
この場面、昨日九番のTに代打・杉本かと一瞬錯覚しましたが、結果的にはそっちの方がよかった印象。
厳しいところとはいえインコースのストレートを2球続けて見逃し追い込まれ、みえみえの変化球にバットが空を切り、ゲームセット。
Tのような長距離砲ならば、ここは追い込まれるまでストレート一本待ちでいい場面。
にもかかわらず2球ストレートを見逃し、追い込まれてからは当然に変化球が頭にあると思いきや、ボール気味の変化球に力のないスイングで三振。
さすがに、配球を考えているのかと言いたくもなります。